12年間ありがとうございました

いよいよ最後の保育園の日を迎えることになりました。2012年5月に開園した保育園ホワイトきゃんばすは、当時は10名程度の園児からのスタートでした。4月にショッピングセンターの1階で、園児募集の受付けを行いながら、近隣の住民宅に、保育園開園のチラシをポスティングした記憶が蘇ります。新聞折り込みなどで、やみくもにチラシを配るのではなく、家に三輪車など小さい子どもが住んでいるかを目で確かめながら、自転車でコツコツまわりました。「チラシを見ました」という電話がかかると、「よっしゃー!」と叫びたくなりました。

 

そして、1年後には園児の数も30名を超えるようになります。そして、様々なイベントを行いながら、「ホワイトきゃんばすに子どもを預けて本当に良かった」と言ってもらえる保護者がどんどん増えていきました。子どもたちの笑顔につながることは、どんどん取り込みました。保護者に保育園を「見える化」して、できるだけ、保育園で何をしてるのかをオープンにしてきました。手書きの連絡ノートに毎月のDVDや、夏のプールではボランティアを募り、子どもたちと一緒に遊んでいただきました。大きなイベントは、保護者の方々と共に楽しみました。

 

そんな、ホワイトきゃんばすを愛していただいた、多くの卒園児と保護者が、閉園を知って遊びに来てくれました。卒園児1号の高校1年生の女子も立派な女子校生になって顔を出してくれました。小学生になっても、ホワイトきゃんばすに多くの卒園児が登園するきっかけとなった、伝説の卒園児の中2女子も、バレーボール部の練習を終えて駆けつけてくれました。

 

そして、いよいよ10月31日、閉園の日を迎えました。お迎えの時間は、多くの保護者と園児が、ずっと保育園の前で別れを惜しみ、笑顔も涙も見せながら、先生たちとの時間を過ごします。園長も、心がこもったお手紙や絵、素敵なプレゼントをたくさんいただきました。内緒で保護者同士が協力して作ってくれたアルバムには「こんな凄いの、いつ作ったの!?」と、もう感動以外ありません。

 

保育園ホワイトきゃんばすは、本日をもって閉園しますが、多くの子どもたちと保護者の心の中にずっと生き続けます。おやじ園長は、「元園長」となり、ただのおやじになりますが、保育園ホワイトきゃんばすに関わった多くの人たちとの、太い縁ができました。これからの人生は、この縁を大切にしながら、子どもたちの成長の姿を時々見させてもらって元気に生きていきます。卒園児とは20歳になったら飲み行く約束もしています。(笑)

 

本日をもって、「おやじ園長のブログ」は終了します。12年半・・・毎日欠かさずに続けてこれたのは、このブログを読んでいただいた「あなた」のおかげです。本当にありがとうございました。

 

では・・・またどこかでお目にかかりましょう。