今日は、最後のお誕生日会です。プリンケーキで、いつもよりも少し豪華なデザートです。お誕生日会は、誕生月の園児のインタビューからスタートです。プレゼントは何?好きな食べ物は?大きくなったら何になりたい?などの質問に、園児が答えます。ホワイトきゃんばすは、こういったインタビューが多いので、寺子屋園児は慣れたものです。そして、部屋を暗くして、「ハッピーバースデー♬」をみんなで歌います。キャンドルの炎を吹き消して「おめでとう!」です。子どもたちにとっては、大切な通過儀礼です。
さて、「わくわく教室」をスタートさせたのは、コロナ禍の2021年3月です。屋上ファームの野菜を食べることも食育ですが、実際に、子どもたちが、おにぎりやパンを作る体験を通じて、おうちでの食生活も充実させようというねらいです。管理栄養士でもある卒園児保護者が講師となり、まさに、わくわくの食育体験の時間となったのです。
年長園児を対象に、年に2回行ってきました。1回目は、田んぼ、稲穂、玄米の勉強をして、耐熱ガラスの鍋でお米を炊きます。ぐずぐずと、米粒が躍り出すシーンに子どもたちは、見入ってしまうのです。給食着になって、手を洗い、米を研いで水を入れるところまで、子どもたちが行います。炊きあがった米でおにぎりを作ります。初めて、おにぎりを作る経験をする子どもたち。これを機に、遠足やピクニックランチのおにぎりは、自分で握るようになるのです。
2回目は、パン作りです。今度は、小麦の勉強をし、パン作りに必要な原材料を学びます。生地を発酵させる時間を使って、ピザ作りです。ピザ生地を伸ばして、トッピングも自分で行います。ピザが焼き上がると、いよいよパン作りです。焼き上がったパンとピザを前に、「いただきます!」と笑顔の子どもたち。
食べ終わると、食器を洗って、棚にしまうまでを自分で行います。「おにぎり」「パン」という代表的な主食を最初から最後まで学ぶのです。わくわく教室の体験は、「自分で作った!」という気持ちが大きいので、子どもたちが、キッチンでママのお手伝いをすることが継続するのです。
毎月のDVDで、わくわく教室も撮影するので、年中・年少園児たちも「早く自分もやりたい」という気持ちになります。「食べること」にとことん向き合うようになることが、目的の1つでもあります。最近は、お菓子などの嗜好品があふれていて、食生活の乱れが気になる園児もいます。バランスの取れた食生活が続くと嬉しいですね。