この夏生まれたクサガメの赤ちゃんが、里親にもらわれていきました。園児の近所に住む高校1年生だそうです。園児も保育園で生まれたクサガメを里親で飼っているのですが、近所の住民に見せたところ、飼いたいとなったようです。大きくなっても、しっかりと育ててもらいます。
さて、保育園が開園して、職員の中で「やっぱり、遠足はしたいよね」という話になったのですが、幼稚園のように、大型バスを貸し切りで、「○○動物園」へ行くみたいな、ありきたりの遠足をすることは、ホワイトきゃんばすの辞書にはありません。親子で、何か体験ができるような・・・そんなイメージを考えていました。
開園2年目の秋に、初めての親子遠足を行いました。近場ですが、上尾市にある「榎本牧場」です。「埼玉県に北海道がある」というキャッチフレーズの小さな牧場ですが、牧場主に、牛の話をしてもらい、親子で牧場体験をしました。牛の乳搾りにエサやりとブラッシングです。子どもたちは、牛のミルクを絞るのは初めてです。体験が終わると、お弁当タイムと、ゲーム大会で盛り上がります。
こうして、ホワイトきゃんばすの親子遠足の定義が確立したのです。テーマパークや動物園などに行くのは、家族でもできる。普段体験できないことをみんなで楽しもう!といった感じです。
「北本自然観察公園」には、春・秋と季節を変えて、何度もお世話になりました。自然しかないただの里山ですが、自然観察員の解説で、子どもたちだけでなく、大人の私たちも、「へ~そうなんだ・・・すごいなぁ~」の連続です。普段、保育園の屋上で、自然と触れ合っている子どもたちですが、北本自然観察公園の解説を体験することで、植物や昆虫たちをより深く学ぶことにつながったのです。桑の実(マルベリー)が食べられることも、この遠足で知りました。
さいたま水族館での、カメ講習では、あの恐ろしい「ワニガメ」にも触れることができました。川の博物館では、荒川1/1000の模型を歩く「ガリバーウオーク」で、埼玉が誇る荒川の勉強をしました。稲荷山公園では、「ネイチャーゲーム」で盛り上がります。
親子遠足を通じて、子どもたちは、自然の大切さを学び、私たち大人は、今さらながら、子どもと共に、新しい知識を吸収したのです。
そして、何と言っても「お弁当タイム」は、ファミリーの笑顔がいっぱいで、とても幸せな気持ちになりました。(笑)