いよいよ「保育園ホワイトきゃんばす」最後の運動会となりました。熱い太陽が見つめる中、子どもたちも熱く、保護者の皆様も熱く、卒園児の小学生中学生も熱く・・・とにかく、最高の運動会となりました。
子どもたちは、9月から練習をはじめ、30メートル走と紅白対抗リレーは、毎日取り組んできました。「勝った負けた」が明確になる競技です。勝った園児は、「やった!自分は凄いんだぞ!」と自己肯定感がアップしますが、負けた園児は、様々な心の葛藤を経験します。「悔しい!自分はいつも負けてばかりだ!」と時には泣きます。しかし、人間的な成長では、むしろ負けることから学ぶことが多いのかもしれません。
こんな物語を練習の時から重ねてきた子どもたちは、運動会本番では、勝つことよりも、「一生懸命頑張る」ことが大切なことと感じ始めていました。でも、やるからには勝利を目指します。本当に、今日は、全員がベストの走りでした。保護者の涙が光ります。
紅白対抗リレーは、アンカーまで、ほとんど差がない展開となり、最後は、わずか10センチの差で勝敗が決まりました。勝った赤組のアンカーは、白組アンカーの頑張りを認め、普段のおしゃべりは封印しました。負けた白組アンカーは、保育園で一番足が速い園児でしたが、あと少し及びませんでした。でも、「やりきった」というすがすがしい気持ちが伝わってきました。
卒園児がざっと30名も集まりました。綱引きと紅白対抗リレーは、凄まじい迫力です。中学2年生の男の子は、第1回運動会に参加しました。そして、時を刻み、今回は11回目の運動会です。西文ひろばグランドで汗を流した思い出も、今日でおしまいです。
最後は、園児・保護者・卒園児そして先生たちで、「マイムマイム」を踊りました。大きな輪になって、みんな手をつないで、最高に楽しかったです。最後の運動会なのに、終わってみれば、涙ではなく笑顔で終わることができました。
最高の運動会を盛り上げてくれた子どもたち。そして保護者の皆様と卒園児たちに感謝の気持ちでいっぱいです。先生たちもヘトヘトになりましたが、こんなに満たされた気持ちになったのは久しぶりです。園長は、声がガラガラです。(笑)
本当にありがとうございました。