シニアって何歳から?

今日は、運動会前の最後の合同練習です。0~2歳児も、寺子屋園児と手をつないで、しっかりと入場できました。かけっこもいい感じです。ダンス「ハピネス」については、踊っているのは2人だけで、他の園児は固まっています。本番では、観客席から多くの応援を受けて、きっと躍動してくれることでしょう。 

 

さて、保育園ホワイトきゃんばすが開園した2012年は、まだ私は40歳台でしたので、堂々と「おやじ園長」を名乗っていました。しかし、還暦となり、「おやじ」なのか「シニア」なのか?まだまだ、肉体的にも精神的にも「おやじ」であり続けたい私です。(笑)

 

人生100年時代と言われ、健康で長生きする人が増えています。しかし、時代をさかのぼると、旧石器・縄文時代の平均寿命は15歳前後、平安時代は30歳代、江戸時代は40歳代・・・諸説あるものの、昔は今では考えられないくらい、若くして死を迎えていたのです。2023年は、男性81歳・女性87歳です。栄養状態や衛生環境、医療の進化によって、日本は、世界一の長寿国となりました。

 

ところで、あなたが考える「高齢者」は何歳ですか?実は、何歳から高齢者とするかの基準は、日本にはありません。総務省は、毎年9月の敬老の日に合わせて、65歳以上人口を高齢者人口として公表しています。2024年は3625万人だったそうです。65歳としているのは、「諸外国と比較する際も便利なため、国連の定義を基にしている」と説明します。でも、明確に65歳以上とは定義していません。

 

老後に関わる国の制度には、65歳以上を対象にするものは多いです。公的年金の受給や介護保険サービスの利用は原則65歳以上です。一方、道路交通法は、免許更新時に70歳以上を対象に動体視力や視野を測定する講習を行います。民間が行っている「シニア割」の年齢は、バラバラです。映画館は、60歳以上にお得な鑑賞券を用意していますね。私が映画を見る時は、妻と合計100歳以上の割引特典です。(笑)

 

では、実際に現在の「シニア」は、昔と比べて心身が若返りしているのでしょうか。国民生活基礎調査では、70歳以上で「もの忘れ」を訴える人は、2010年は、1000人のうち122人でしたが、2022年では91.5人と激減しています。「耳が聞こえにくい」人も減っているようです。医療や介護予防サービスの充実もありますが、私は、健康への関心が高まったことが一番の原因だと思っています。

 

日本マクドナルドでは、店舗で働く60歳以上を「プレミアムエイジクルー」と呼んで、リスペクトの対象にしています。現在1万2000人もいて、そのうち5000人が70歳以上だそうです。凄いですね。

 

ということで、自分を「シニア」とするかどうかは、自分次第という結論です。私は、まだ「おやじ」を名乗ることにします。(笑)