サラリーマンショコラティエ

今日は、雨が上がって、久々にグラウンドでの練習です。○○保育園の園児たちも練習に来ていました。10月19日に保育園ホワイトきゃんばすの運動会があり、その1週間後に、この○○保育園の運動会があります。サーキットレースを見た○○保育園の年長園児は、目を丸くして食い入るように見ていました。圧巻は、紅白対抗リレーです。園児がトラック1周を走ること。本物のバトンを使っていること。一人一人の走りが速いこと。応援も大きな声が出ていること。○○保育園の年長担任も「凄いなぁ~」とつぶやいていました。保育園ホワイトきゃんばすが長い年月をかけて作り上げてきたスタイルです。10月19日の最後の運動会では、そんな子どもたちの姿を多くの人に見てもらいたいですね。

 

さて、今日はサラリーマンショコラティエの話です。ようやく秋らしくなって、チョコレートがおいしい季節になってきました。私が勤務していた会社は、チョコレートがメインの洋菓子メーカーでしたので、バレンタイン商戦は、社運を賭けた大勝負となります。同じ国内のブランドでライバルの会社が、メリーチョコレートカムパニーです。そこには、サラリーマンショコラティエと異名を取る大石さんがいます。彼が得意とするのは、チョコレートと和の素材の融合です。パリで開かれる世界最大級のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」で、2016年に最も栄誉ある「外国人部門C.C.Cアワード」を受賞します。和の素材で日本の風情を表現しようと、甘めのみたらしと渋めの抹茶をチョコレートに合わせました。

 

2022年には、世界的に権威のある「インターナショナル・チョコレートアワード」の金賞を受賞します。「すだちと薔薇」と名づけたチョコレートには、山形県の日本酒に漬けた朝摘みのバラの花びらから抽出した香りと、徳島県産のすだち果汁を加えたチョコレートです。

 

大石さんのユニークな発想は、農協の販売所や道の駅などで旬の素材を見て回ることから生まれるそうです。「どんなふうに食べたらおいしいか」「どんなお酒に合うか」最後に「チョコレートに合うか」を想像するそうです。想像通りの味になることはまれだそうですが、「何度も試行錯誤を繰り返す終わりのない世界です」と大石さんは言います。

 

チョコレートを口にすると、誰もが笑顔になります。本当に不思議な食べ物です。そんな食べる人の気持ちを考えながら、大石さんのチョコレートには終わりがないようです。

 

おいしいチョコレートが食べたくなりましたか。