今日は、西文ひろばで、しっかりと運動会の練習ができました。30メートル走・サーキットレース・組体操・紅白対抗リレーと、どれも本番では、熱い戦いが繰り広げられる競技です。紅白リーダー対決では、サーキットレースで敗れた赤組の男の子が、レース後号泣してなかなか立ち上がれません。「レース中では、絶対に泣かない!」を何度も言っているので、男の子はレース後に悔し泣きです。この思いを紅白対抗リレーにぶつけます。10メートル遅れでアンカーのバトンを受け取った男の子は、諦めないで全力で走りました。抜くことはできませんでしたが、あと少しのところまで頑張ったのです。この姿は、他の園児たちには十分伝わりました。練習の成果ではありますが、子どもたちの変化が感じられます。
さて、過去の歴史をひも解けば、現在起きている問題や未来への羅針盤になるとよく言われます。まさに、その通りだと私も思いますが、では、子どもたちが、歴史を楽しく学ぶには、日本史なら、縄文時代から始まって、弥生時代、古墳時代・・・と教科書を勉強すると、途中でイヤになってしまいます。(笑)
今日は、ゲームから歴史に興味を持つという内容です。韓国の歴史アドベンチャーゲーム「ペチカ」を紹介します。ゲームの舞台は、日露戦争終結後のウラジオストク(ロシア)で、主人公は朝鮮系ロシア人の青年「ピョートル」です。日本総領事館の幹部の命令で暗殺を繰り返す生活に耐え切れなくなったピョートルは、自由と引き換えに5人のターゲットを暗殺する任務を引き受けます。しかし、それが新たな問題を引き起こしていくストーリーです。
このゲームは、20世紀初頭の極東における複雑な情勢をゲームに落とし込んでいるのが特徴です。当時ウラジオストクには、約6000人の在留日本人が許住しており、日本とも関係が深かったのですが、ゲームとはいえ、背景情報に「第一次世界大戦」「ポリシェヴィキ革命」「韓国独立運動」など重要な出来事も語られます。まさに、歴史ドキュメンタリーのような内容をゲームにしたのです。
現在の小中学校は、1人1台タブレットを持っています。これなら、普通の教科書を使った歴史の授業ではなく、授業中に堂々とゲームで遊ばせて、ストーリーのその後を児童・生徒で話し合わせたり、日本と韓国、ロシアの近現代史について探求させるなど、さまざまな活用ができますね。
日本で起きた歴史上の出来事と同じ時に、世界はどうだったかを学ぶのは、これからの歴史の学びには重要になってきます。日本の子どもたちが、日本だけでなく世界を見据えることができると嬉しいですね。