高校生の力

今日は、小雨が降っていたので、西文ひろばでの練習はなしにして、教室内で、ダンスと組体操をやってから、屋上遊びをしました。久々に自転車に乗る園児たち・・・自転車に乗れるようになると、自転車免許証を発行して、子どもたちのやる気を引き出していますが、自転車に乗って遊ぶ保育園は、うちぐらいしかないかな?と、あらためて思ったりします。

 

さて、今日は、シンガーソングライター「さだまさし」さんの話です。さださんは、今から20年前の中越地震で長岡の友人をお見舞いで訪ね、頼まれて避難所で歌ったそうです。その時に、被災者に大変喜んでもらい、歌うことで元気がでることを教わったそうです。東日本大震災の後も休みになると一人で歌いに行ったそうです。

 

そのうち、個人ではもう限界ではないか、組織として活動した方がいいのではないかと言われるようになり、「風に立つライオン基金」を立ち上げます。こうして、災害があるとこの基金が役に立ち、軽トラックも提供し、能登半島地震でも財団として、回を重ねて物資を届け、炊き出しライブに出向きます。

 

さださんは、いつかは、自分も高齢となり、身を引くことになるけど、この活動は続けていかなければならないと考え、「高校生ボランティア・アワード」を始めます。若い人にバトンを託すつもりで、ボランティア活動に打ち込む高校生に光を当てたのです。

 

実は、高校生のボランティア活動は、様々な場面で社会を支えています。例をあげると、岡山県総社市の水害の際、高校1年生の女の子が市長に「私たち高校生にできることはありませんか」とメールしたところ、「市役所に手伝いに来てください」と返信があります。これをSNSで拡散させると、連日、大勢の高校生が集まったそうです。自衛隊の派遣を求めるまでもなく、泥かきに向かったそうです。

 

「ライオンカフェ」というボランティアが集える場所では、高校生が年下の子どもたちに勉強を教えたりもします。支援物資の仕分けなども高校生が中心となって進めたそうです。高校生ボランティア・アワードは、来年で10周年を迎えるそうです。さださんは、「高校背は絶対に力になる」ことを確信したそうです。

 

「高校生の力は社会を支える」とまで、さださんは言いますが、その通りですね。