保育園閉園に伴い、今後使用しないグッズをほぼ毎日、子どもたちにプレゼントしています。おもちゃ・文具・洋服・本などの小物だけでなく、カラーボックスやクーラーボックス、アウトドアテーブルなども保育園前に並べて、持って帰ってもらっています。6歳女の子姉妹は、小学生低学年が読む童話を持って帰りました。毎日コツコツと二人で合計6冊くらいになります。読書習慣がある二人は、ひらがなはスラスラと読めるので、1日1冊ペースで読んでしまいます。姉妹が読書好きになったきっかけは、ママが図書館に連れて行く習慣があったからです。
「子どもに読書の習慣を身につけてほしい」と願う親は多いです。しかし、毎日のように読み聞かせをしても、子どもが読書好きになるとは限りませんね。そこで、「アニマシオン」というスペイン発祥の読書教育を紹介します。
子どもが好きな本や昔話など知っている話の本から遊びを取り入れるのが良いといいます。例えば、○×式のクイズにします。「桃太郎のお供は、サルと犬とキツネだったね?」「シンデレラは帽子を落としたのかな?」なんて、わざと間違えて問題を出すと、たちまち「それは違うよ!○○だよ」なんて、子どもは盛り上がります。
また、「かぐや姫が月に帰った時、おじいさんとおばあさんはどう思ったかな?」などと投げかけ、登場人物の気持ちを親子で一緒に考えれば、想像力を培うことができます。クイズは、親から一方的に出すだけでなく、子どもからも出してもらうとさらに盛り上がりますね。自分で問題を出すには、物語の内容を把握していないとできません。
幼児期の読書は、語彙力や読解力、想像力が身につき、学習の基礎を養う点でも重要なことは、多くの親は認識していますが、子どもに読書習慣を身につけさせるのが難しいのです。
目に見える環境としては、自宅で子どもがすぐに手に取れる場所に本を置いたり、親が本を読む姿を子どもに見せることと、昔からよく言われてきましたが、冒頭の姉妹の話のように、親子で図書館へ行く習慣が、効果的ですね。親だって、子どもの付き合いではなく、きちんと目的を持っていくことが大切です。「○○を調べる」「○○の勉強をする」でもいいですね。
子どもにとって、「とっておきの1冊」に巡り合うのも効果的です。私が、小学生の時にハマったのは、「怪人20面相」シリーズです。明智小五郎と小林少年に憧れました。
さぁ~読書も遊びです。我が子の読書習慣・・・一緒に考えていきましょう。