今日は、自分の花を咲かせる「働きの場」をどこに置いたらいいのか・・・を考える、少し重い話です。大谷翔平選手が、とてつもない記録を達成し、大相撲では、大の里という将来横綱の期待がかかる若きヒーローの話題で持ち切りですが、現実の私たちは、日々もがいて、時には苦しく、時には楽しく生きているのが本当のところです。
2012年に、故渡辺和子さんの「置かれた場所で咲きなさい」が ベストセラーになりました。仕事において、現在自分が置かれた場所で、花を咲かせなさいとう内容です。
ある国産車の新人ディーラーの話です。最初は、車が全然売れず、「なんでこんなことをしているんだろう」と悔やむ日々。でも「やるしかない」と腹をくくります。自己啓発本やハウツー本を読み、共感したことを実践するうちにやっと1台売れます。配属されてから、何と14か月が過ぎてからのことでした。「帰り道にお客様の下取り車の中で自然と涙が出てきて、ひとりで大泣きしたことを今でも生々しく覚えています。あの時、適当な理由をつけて会社を辞めなくて本当に良かった。咲ける場所を探す生き方もよいと思うけど、まずはとことんもがいてみてはどうかな、と思います」と、本人は語ります。
一方、もがき続けているものの、「花を咲かすことができず、つぼみのまま耐え忍んでいた」という方もいることでしょう。そんな経験者は、「できるなら咲ける場所を探す生き方がいい。自分は我慢し続けた結果、年齢的に次に行くことが難しくなってしまった。今は、家族のために、仕事が自分に向いていないと感じるが、耐えている」と言います。
「置かれた場所で咲いていたら、土がなくなる可能性も土壌が汚染されて死んでしまう可能性もある。それなら、スキルを磨いて他の場所へ出ていこう」というのが、今の若者の多くの考えかもしれません。逆に「就職氷河期にせっかく拾ってもらった恩がある。育ててもらったし、愛着もある」という考えをもつ昭和世代も多いですね。かつての企業は、新入社員をゼロから育てるという考え方が当たり前で、「即戦力」の中途採用が少なかったです。
色々と書きましたが、結局は「良いところだと思えるかどうかは、自分の心の問題なのでは?」・・・なんて、結論を出すのは、もう少し待ってください。(笑)
「やりたいことを見つければいいんだよ・・・」って、私たちは、いとも簡単に言ってしまいますが、まずは、「自分に何ができるのか」が先ではないかと思ったりします。「やりたいこと」は、恋愛みたいなもので、相手もこっちを向いてくれないと一方通行です。仕事もやりたくてもやらせてくれる職場がないとできないですね。
う~ん・・・ますます、ややこしくなってきましたね。どんな場所で花を咲かせるのか。そして、咲かせられない時はどうすればいいのか。これは、時代が変わっても、誰もが直面する問題かもしれません。
保育園ホワイトきゃんばすの閉園に伴い、子どもたちの環境は、大人の都合で決まります。ここは、大人が責任を持って見守っていきます。保護者のお仕事は、これを機に転職は、ほとんどありませんが、保育園職員は11月以降の道を考え、行動しています。
私は、「自分にできること」と「自分がやりたいこと」の両方を満たす場所を見つけたいものですね。(笑)