昨日体操スクールの体験教室に行ってきた、5歳男の子。体操では、保育園ホワイトきゃんばすのエースです。彼は、トランポリンをジャンプして、そのまま前回りをいとも簡単にやってのけました。体操スクールのメンバーは、小学生ばかりだったようですが、彼レベルの児童はいなかったようです。保育園の体操着で参加したので、「恐るべし!保育園ホワイトきゃんばす!」と一目置かれました。正式にスクール入会の手続きをしたとのことで、彼の活躍が楽しみです。
さて、今日は、「インセクトホテル」こと、昆虫のためのホテルの話です。日比谷公園の近く、東京日比谷パークフロントの緑地に高さ約90センチ・幅約1.2メートルの木の家のようなものがあります。中は、格子状に分かれて枝や布が詰められています。上部には、枝で「インセクトホテル」とあります。ビルの従業員や家族が参加する夏休みイベントの一環で制作されたそうです。虫だけでなく鳥類なども飛来します。
インセクトホテルは、近年欧州を中心に広がっている取り組みで、昆虫のすみかを提供することで、昆虫の多様性や生態系を守ろうとう狙いがあります。公園や市民公園などでもよく設置されていて、デザイン性の高い物が増えているそうです。さすが、ヨーロッパですね。
「え~虫だって!?」と虫嫌いの人は叫ぶでしょうが、多様な生態系を維持するためには、虫は必要不可欠な存在です。虫がいなくなれば、虫を食べる鳥が消え、さらに鳥を捕食していた哺乳類、猛禽類が消え、植物の種を媒介するものも消え、いずれは人間にも巡ってきます。ミツバチが滅べば、人類も数か月で絶滅すると言われています。都市化が進み、カメムシやバッタなどの大量発生以外の多くの昆虫の数は減っています。
私の子どもたちが通った、小学校には、かつて「ビオトープ」がありました。ビオトープは、水生昆虫を集める水を使った池のような施設ですが、このビオトープを作るよりも、インセクトホテルは手軽に取り組めますね。
さぁ~あなたの家に庭があるようでしたら、インセクトホテルを子どもと一緒に作ってみてはいかがですか。ホームセンターで購入した板を切って、中に竹筒や丸太、笹の葉などを詰めるだけで簡単にできるそうです。子どもの自由研究と思えば、虫嫌いの人でも克服できるかもしれませんね。