今日の運動会の練習・・・紅白対抗リレーのアンカー対決が見ごたえ十分でした。先にバトンを受け取った赤組アンカーのすぐ後ろ50センチのところを、白組アンカーが追いかけます。途中何度か、追い抜くか!?というシーンがあったのですが、赤組アンカーも全力で走り粘ります。そして、最終コーナーの外側から、一気に抜こうと、白組アンカーが加速します。その時でした、足がもつれて転倒してしまったのです。これで、赤組の勝利となりましたが、すぐに立ち上がり、ゴールまで駆け抜けた白組アンカーにも大きな拍手が起きました。練習ですが、子どもたちの本気が伝わる、素晴らしいレースでした。
さて、今日は、チョウザメの話です。埼玉県には、国内でも有数な淡水魚の水族館である「さいたま水族館」があります。ここには、チョウザメの池があり、何十匹のチョウザメが泳いでいます。水中も見れる仕組みになっているので、なかなかの迫力です。
チョウザメは、サメという名前がついていますが、海のサメと違って、川で暮らす淡水魚です。もちろん、人を襲ったりもしません。そして、高級食材の「キャビア」は、このチョウザメの卵です。
宮崎県は、チョウザメの主要産地で、県南西部の小林氏の山あいにある、県水産試験場の飼育池には、大小様々なチョウザメが泳いでいます。県が、シロチョウザメの完全養殖を確立しています。完全養殖とは、卵をふ化させて育った成魚から再び卵を採取し、稚魚を生産するまで人工的に管理できる技術です。一般的な陸上養殖では、天然の稚魚を購入する場合が多いですが、完全養殖では、稚魚の捕獲や購入が不要で、天然資源を減らさずに済み、計画的に生産できます。稚魚が産卵できるまでには、6~8年かかるそうです。
宮崎県は、1988年に初めてキャビアを製造し、2011年には、完全養殖の技術を確立し安定した稚魚生産ができるようになります。現在では、県内約20業者で、約7万匹を養殖しているそうです。2016年に開かれたG7サミットでは「宮崎キャビア」が採用され、一躍脚光を浴びました。航空会社の国際線や外資系ホテルなどからの引き合いが増え、香港や米国へも輸出が始まったそうです。今では、年間で700キロを販売しています。
しかし、チョウザメ飼育には課題があるそうです。オスメスを判別するまでにふ化から2、3年かかるそうで、それまでは、卵を産まないオスも飼育しなければなりません。そこで、オスのチョウザメが食用に回されます。フライやチリソース炒めにすると、柔らかくて食べ応えがあるそうです。料理人は「骨が少なく調理しやすい。癖がなく様々なアレンジができる」と話します。
川魚の王道ウナギ(海にも旅に出ますが)の次に出てくる川魚が、なかなか名前が出てきません。ニジマス、ヤマメにドジョウにコイ・ナマズくらいか・・・ここに、チョウザメがランクインしてくるかもしれませんね。
まずは、さいたま水族館に行って、チョウザメを見てみましょう。なかなか、カッコイイですよ。