本日中にお召し上がりください

今日は、敬老の日ですね。予想通り、日本は世界一の長寿国です。総務省が昨日発表した、65歳以上の高齢者の推計人口は前年比2万人増の3625万人で、総人口に占める割合は、0.2%上昇して29.3%となり、いずれも過去最高を記録しました。それに比例するように、高齢者の就業者数も914万人と20年連続で増加し、過去最高を更新しました。

 

高齢者の就業率は25.2%で、高齢者の4人に1人が働いていることになります。15歳以上の就業者全体に占める割合は13.5%で、およそ7人に1人が高齢者となる計算です。この数字は、企業の定年が70歳が当たり前になりつつある今では、さらに高くなっていくことでしょう。「年をとっても健康でいる」「元気に楽しく仕事をする」時代ですね。よく、人生100年時代なんて言いますが、まだ100年はすぐにはいかないにしろ、楽しく老後の人生を過ごしたいものですね。わたしも、自分事として考えています。(笑)

 

さて、昨日は、柴又に住む次女がコロナに感染してしまったもので、食材を運びに行ってきました。もう熱が下がったんだから、買い物ぐらい自分でやりなさい!と厳しく突き放すことができない優しい父になってしまいました。保育園の保護者には、「子どもを甘やかさないで!」と言っておきながら、我が子には甘い「おとうさん」です。(笑)

 

今日の本題は、「本日中にお召し上がりください」です。上さんといつものように、柴又帝釈天をお参りして、商店街をブラブラ・・・高木屋の草だんごが食べたくなりました。お土産用に購入すると、店のお姉さんが、「うちの商品は、保存料を使っていませんので、本日中にお召し上がりください」と言って商品を渡してくれました。

 

甘党の私は、「くず餅」も食べたくなりました。柴又にしかない「い志い」という小さな、手作りくず餅屋さんです。商品にあるメッセージは「私共のくず餅は、全行程手作業にて毎日一枚一枚心を込めてお作りをしております。・・・保存料等を一切使用していませんので本日中にお召し上がりください」

 

どうですが・・・見事に「本日中にお召し上がりください」商品です。でも、手土産にするにも、流通にのせるにも、本日中では、なかなか難しいですね。でも、本日中である理由がはっきりしています。

 

お弁当や総菜などは、本日中が当たり前かもしれませんが、お菓子や加工食品の世界での本日中をもっと大切にしたいものですね。そして、食べる側の私たちも「1日だけの旬」を楽しんで味わいたいものです。丁寧につくられた逸品を大事に食べるという時間をたまには作りたいですね。