今日の運動会の練習では、2つのことを子どもたちは学びました。紅白対抗リレーでそれは起きました。まずは、3歳児男の子が、相手との激しい攻防の末に、転んでしまいました。泣き叫んだままでなかなか起き上がれません。「早く起きて!走って!」というチームの声が聞こえてきますが、男の子は、半周の遅れを発生させてしまいました。も一つは、4歳児男の子が、快調に走っていたのに、靴が脱げてしまいました。靴が脱げたところまで戻り、靴を履くのに時間を費やしてしまいました。「靴はいいから、走って!」という声もむなしく、ここでも大きく後れを取ります。紅白対抗リレーは、個人戦ではなくチーム戦です。チームのために、どうすればいいのか・・・子どもたちは、少しずつ学んでいます。
さて、今日は、世の中に浸透してきた「食品ロス対策」の話です。日本では、毎日国民一人当たり、おにぎり1個を捨てている・・・なんて言われながら、私たちは、食品ロスを減らさなければならないという意識は、高くなっています。
でも、「牛乳は、一番前の日付が近い商品から取ろう」「安いからと言って、買い過ぎをしないようにしよう」「食事は作りすぎないようにしよう」なんて言われると、食品ロス削減を押し付けられるような気持になるものです。
そこで、最近では、楽しみながら食品ロス対策ができるような仕掛けが増えているようです。
ハンバーグレストランのびっくりドンキーでは、「やった!食べきってお皿をピカピカにできた」子どもが大喜びです。ここでは、昨年春から全国の店舗で「もぐチャレ!!」という企画を行っています。来店時に挑戦を宣言し、注文したメニューを完食するとスタンプを押した表彰状がもらえます。2回成功すると、3回目来店時にデザートのご褒美があります。企画の開始以降、店の生ごみが徐々に減っているそうです。
食べ放題のしゃぶしゃぶ店「しゃぶ葉」は、今年4月、全店で「こまめどりプロジェクト」を始めたそうです。食べきれる分をこまめに取ることで、食べ残しを減らします。きれいになった食器を撮影し、食後に見せると割引券がもらえます。
全国のスーパーなどで広がっているのが「もぐもぐチャレンジ」です。消費期限が近づいた生鮮食品などにシールが貼られ、10枚を集めるとゲームに参加できたり、途上国の子どもたちに寄付ができます。2019年に始まり、17企業327店舗が取り組んでいるそうです。
消費者庁によると、2022年度の食品ロス量(推計)は、472万トンで、外食や小売りなどの事業系も家庭で発生する家庭系ともに、減少傾向にあるようです。まだまだ、日本人の食生活を考えると、減らすことができそうですが、消費者の意識や行動をさらに変えていくには、楽しく取り組める仕掛けが必要です。
「この仕掛けは・・・子どもが楽しめるか?」という視点がいいと思いますね。