9月14日に行う保育園の「秋まつり」では、4つのお店が出店します。今日は、「ゲーム」「フランクフルト」「カレーライス」「プチシャーベット」の4店のお手伝いをする、年長・年中園児の役割分担を決めました。9月になっても残暑が厳しいので、プチシャーベットの店を新規オープンさせます。
「お店屋のお手伝いって、何をするの?」と聞くと、「お仕事するの」と言う5歳男の子。「そう、お仕事をしてもらうんだけど・・・もっと詳しく何をするの?」と言うと、6歳男の子が「いらっしゃいませ!と言うんだよ~」と言いました。大正解です。子どもたちの、ほぼ希望通りのお店が決まり、「いらっしゃいませ!」「ありがとうございました!」の練習をしました。中には、「いらっしゃいませ!おいしいカレーはいかがですか?」と、自分のセールストークを考えた園児もいました。やる気満々の子どもたちに、秋まつり本番が楽しみになってきました。
さて、今日は高校を卒業して社会人になる人への就活支援の話です。ある就活支援の会社が、今年5月に高卒の社会人159人を対象にアンケート調査を行い、就職活動中に受けたかったサポートを聞いたところ、「自分にどんな仕事が向いているのか知りたかった」との回答が最も多かったそうです。
高校生の就活は、7月に企業から高校への求人申し込みが始まり、9月に応募受け付け・選考解禁という日程で行われます。スケジュール的には、約2か月しかなく、社会にどのような仕事があり、自分が何に向いているのかを知る機会もないまま、就職先を決めるケースが多いのが実情のようです。
私の長男は、在学中に資格をなるべく多く取得して、高卒で就職するビジョンで工業高校に進学しました。予定通り就職はできましたが、学校への求人の中から、選ぶという感じでした。先生の的確なアドバイスで、入社した企業で10年以上、今も継続して働いているので、結果オーライですが、明確に「○○したいから、この会社に就職した」というわけではありません。
高校生に限らず、大学を卒業しても、会社を辞めて転職する場合も、「自分がどんな仕事に向いているか」は、わからない人が多いような気がします。「自分がやりたい仕事と自分に向いている仕事」が、必ずしもイコールにならないこともありますね。本当に難しいところです。
しかし、高校生にとっては、今までまともに仕事をした経験が少ないので、学校や社会が積極的にキャリア教育を行う必要がありますね。さいたま市内の中学生が、「ミラクルズ」というキャリア教育で、保育園ホワイトきゃんばすのあるショッピングセンターで、仕事をするシーンをよく見かけます。流通業界だけでなく、保育園・幼稚園、役所など、様々な場所で中学生が「お仕事」の経験をしています。
できれば、中学生の頃から「自分が将来やりたい仕事は?」を常に考えながらキャリア教育に参加すると、見えてくるものが違ってくるかもしれませんね。「やりたい仕事=自分に向ている仕事=楽しく働ける仕事」を見つけたいものです。