どうして、片付けをするの?

今日から、運動会を行う西文ひろばグランドで、運動会の練習を始めました。ここ一週間、台風の影響で天気は乱れましたが、今日は朝から晴天です。しかし、「熱い!」まるで、真夏に逆戻りです。フィールド内に生えている草を抜いて、30メートル走1回で練習を終わりにしました。毎年、9月の運動会練習は、残暑の中で行いますが、今年も熱中症対策をしながら、練習に取り組みます。

 

さて、保育園では、朝の会の前と夕方5時に「お片付けタイム」の音楽を流して、一斉に教室内のお片付けをします。10分以内を目標に行いますが、目標通りに行ったりいかなかったり、日々違います。現実は、積極的に片付けをする園児は、ごくわずかしかありません。これが、おうちでの片付けとなると、もっとダメダメです。

 

今日は、子どもたちが、率先して片付けをするようになる、魔法の話です。

 

「ある場所は、近くに田んぼがあって自然豊かなところなのですが、以前、その田んぼの近くの道の途中に、壊れた冷蔵庫、テレビ、空きビンなど、数多くのゴミが捨てられている場所がありました。きっと、夜中にこっそりと捨てに来る人が多かったのでしょう。ここでは、時々、ひったくりや暴力事件も起こっていました。しかし、半年ほど前のことです。十数人のボランティアの方々が市役所と協力して、一日がかりでそのゴミをすべて片付けてくれました。

 

そして、半年たった今、そこにはどれくらいの数のゴミが再び捨てられているでしょうか・・・驚くことにゴミは、全然捨てられていません。なぜでしょうか。実は、ゴミが1つ捨てられたままになってると、『ここは誰も見ていないな~注意されないぞ』と思い、自分も捨ててしまおう、何か悪いことをしよう、という良くない考えの人が集まる場所になってしまうのです。しかし、その場所はとてもきれいな場所になったため、その後はゴミを捨てる人が全くいなくなったのです。それとともに、ひったくりや暴力事件などもなくなったそうです。このように、散らかったままの場所では、人の心も荒れてきて、良くないことが起きやすくなるようです。本当に怖いですね」

 

どうですか、我が子へ、上手に話してみませんか。「もう!片付けなさい!」と声を荒げるのは、効果なしですから・・・。