今年度の屋上プールが終了しました。2カ月間、常に屋上では、子どもたちの歓声と水しぶきが上がっていました。ホワイトきゃんばすが閉園してしまうので、プール遊びもこれが最後ということで、プールを行ったすべての日で、プールボランティアのパパママが、子どもたちとの時間を過ごしました。ボランティアの保護者の数は、延べ43人となりました。学童で登園した小学生もその豪快なプール遊びで、保育園の園児たちを大いに刺激をしてくれました。スイカ割りは、何度やったことか・・・楽しいプールが終わると、寺子屋園児は、運動会の練習に入ります。10月19日の運動会まで、練習の日々の中に、きっと素敵な物語が生まれます。
さて、今日は、栃木県立那須高校で行っている「那須まち人物図鑑」の話です。1年生の総合的な授業の一環として取り組みがはじまり、今年度で4年目を迎えます。すでに3号まで発行されているので、1年間かけて、いっくりと取り組んでいるようです。
なんだか、「人物図鑑」というタイトルにそそられますね。記念すべき第1号には、那須のまちに住む25人が登場します。もちろん、芸能人やプロアスリートのような有名人ではありません。webデザイナー・会社経営者・那須町長・菓子工房店主・染織アーティスト・ミュージシャンなどなど、那須に住む様々な人物へ、高校生がインタビューします。
那須高校には「高校魅力化コーディネーター」が2名います。この2人が、高校と地域を結ぶ役割を担います。ただし、高校生がいきなり、段取り良くインタビューなどなかなかできるものではありませんね。講師を招いて2週にわたり授業を行ったそうです。インタビューで大切なことは、「相手に興味を持つ」「読み手に伝えること」で、インタビュアーになり切るよう指導が行われます。生徒たちは、二人一組でロールプレイングを行い、スキルを高めます。
そして、生徒たちは、実際にインタビューをし、「人物図鑑」の発行までかかわっていきます。高校生が地域の大人と接する機会をつくることで、将来相談できる大人が増え、郷土愛にもつながる」と、魅力化コーディネーターは語ります。
どうですか・・・「人物図鑑」を読みたくなりましたか。那須高校のホームぺージで公開されています。内容は、「高校生よ・・・よくぞここまで頑張った!」というレベルです。
那須校の生徒は、那須の人たちを知ることで、自分が何をやりたいのかを逆に考えるいい機会になったことでしょう。結局は、自分探しにつながるのです。