屋上の池で、移動させるカメをチョイスしてると、網にドジョウがかかりました。ウナギとは言わないまでも、なかなか大きなサイズです。池の中で、かなり長い間生きたことがわかります。子どもたちは、いけすに入れたカメを触ったり、ドジョウに驚いたりして観察を楽しみます。少しずつ、池の生き物を自然に返していきます。カメは、我が家の庭に造った池に移動します。まだ、作業中ですが、花壇2つは、カメ池になりました。よく「猫屋敷」という言葉が使われますが、我が家は「亀屋敷」です。(笑)
さて、少し前は、9月1日が若者の自殺者が一年間で一番多い日とされていました。そう、長い夏休みが終わって、学校に行く日です。今は、さいたま市のように、8月末に2学期の始業式が前倒ししていることもありますが、どちらにしろ、2学期のスタートは、子どもたちにとっては、楽しみだけでなく不安を抱えることが多くなります。
今日は、人見知りの子について話をします。人見知りは、生後6か月~3歳くらいに見られる発達過程の一つで、自分のママパパと他人を区別して認知することで起きます。まさに、保育園の子どもたちに多く見られます。でも、発達とともに徐々に消えていきます。
一方、小学生になると発達とは関係なく、性格や個性としての人見知りが見られるようになります。人見知りとか引っ込み思案が悪いわけではありません。慎重で注意深い性格の裏返しでもありますね。しかし、この人見知りの性格は、夏休みなどの長い休み明けは、要注意の時期と言えます。集団が苦手な子にとっては、家庭から外に出ることに心理的な壁を感じ、時には通学を渋り不登校になることもあります。
我が子がそんな状況になったら、親としては、どうすればいいのか、悩みますね。子ども一人一人対応は異なるので、1つの答えがありません。ただし、言ってはいけない言葉は「みんなと仲良くしなさい」だそうです。中学生100人に「小学生の時に言われて嫌だったこと」を聞いた際、「みんなと仲良くしましょう」が上位にきます。
友だちが少ないことは、決して悪くないことを我が子に伝える方が、効果があるようです。以前、卒園児の小学1年生が、「園長先生。友だちが1日で10人もできたよ」と言ってきました。私は、「それは凄いねぁ~」という言葉が、まったく口から出てきませんでした。「○○君のことを本当に心配してくれる人を一人でいいから作ろう」と言いました。でも、そんな友だちすらいないから悩むのです。
我が子の性格・・・人見知りの傾向が強いなら、しっかりと見守っていきたいですね。