徳の話

今日は風があまり吹いていなかったので、プール遊びで楽しみました。ボランティアのパパは、普段から筋トレをしているので、マッチョマンです。子どもたちからは、「裸になって!」とか「オッパイぴくぴくして」とか、リクエストがいっぱいです。パパにとっては、悪い気にはなりませんね。ノロノロ台風のせいで、今日のプールが最後かもしれません。

 

さて、みなさんは、道端にゴミが落ちていたら、拾いますか?私は、家では、世の父親の多くがやっているように、「ゴミ担当」です。家から、ゴミ収集場所まで30メートルくらい歩きますが、それまでに、ゴミを見つけると、拾ってゴミ袋に入れるようにしていますが、それ以外で、道に落ちているゴミを見つけてもスルーすることが多いです。(反省)

 

ある校長先生の話です。「今朝、私は得をしました。学校に来る途中、校門前の十字路の脇でこんなものを拾ったのです(いくつかのゴミを見せます)。こんなゴミを拾い、なぜ得をしたと言えるのか。実は、以前、あるお坊さんにこんなことを教わりました。人間は誰にも徳というものが備わっています。人として、素晴らしい心や能力のことです。ゴミをそこらにポイ捨てするのは、自分の徳をポイと捨てるのと同じです。そしてゴミを拾うのは、それを捨てた人の徳をもらうのと同じです。拾った分だけ自分の徳が増えると言われたのです。そのお坊さんは、何十年も、町の中でゴミを見つけると、『ありがたや。ありがたや』と言いながら、それを拾ってゴミ箱に捨てるのだそうです。増えた徳で人に良いことをすれば、徳はさらに増えるとも話していました」

 

校長先生は続けます。「この話を聞いたのは今から40年前です。これから、私はゴミのポイ捨てができなくなりました。自分の徳を減らしたくないと思うのです。あなたは、どうですか。徳を減らしたいですか。それとも徳を増やしたいですか。人の徳と『得をする』の得は、漢字も意味も違います。でも、徳を増やせば、やはり得をするのです。私は今、朝少しだけ増えた徳を元に、学校をもっと良くするためのアイデアをいろいろと考えていきたいと思っています」

 

 

私は、このような話をすぐに真に受けてしまうタイプです。徳の話…みなさんは、どう受け止めますか。