リユース衣料広がる

保育園の入るショッピングセンター1Fのイベントスペースに、地域のお神輿(みこし)が6基並んでいます。その中の1つは、子どもみこしです。8月25日(日)に、ショッピングセンター内で、地域の商工会が主催する夏まつりが行われます。そのトップバッターとして、保育園ホワイトきゃんばすの子どもたちが、うた「にじ」・ダンス「やってみよう」を演じます。その後、神輿連合会にフォローいただき、子どもたちは、子どもみこしを担ぎます。今日の寺子屋は、お神輿見学です。じっくりと神輿を見ると、四方に鳥居があって、扉があります。「あの扉の中に、神様がいるんじゃないの?」と、子どもたちの好奇心が大きくなったようです。「わっしょい!わっしょい!」の掛け声の練習をして、子どもたちは、お神輿・・・やる気満々です。

 

さて、東京の下北沢のように、古着文化が定着した街は、日本にはたくさんありますが、アパレル企業自身が、自社の服を長く愛用してもらいたいという考えで、お客様から不要になった服を回収して古着として販売するところが増えているそうです。

 

三陽商会は、お客様から自社の古着を回収し、汚れや破れがないかなど、独自の仕分け基準をクリアしたものを「三陽商会認定リユース品」として売り出します。担当者は、「服の循環利用が進めば、廃棄の減少につながる。ブランドや服に対する愛着も深まるはず」と期待します。あのユニクロも、古着プロジェクトを始動しました。回収品をそのまま古着として販売するだけでなく、染色加工を施したリメイク品も販売しているそうです。

 

環境省の推計では、2022年に80万トンの衣類が国内で新規提供されたのに対し、家庭から70万トンの衣類が手放されます。そのうち、廃棄は46万トンで6割を占め、リサイクルは11万トン、リユース(古着)は13万トンにとどまっています。こう考えると、ファッション業界が抱える大量生産・大量廃棄の問題が浮き彫りになりますね。ペットボトルやビニール手提げ袋のことが、環境問題として取り上げられますが、廃棄される衣類も大きな社会問題ですね。

 

みなさんは、洋服を購入する際は、新品オンリーですか。それとも、古着を活用していますか。私は、大いに活用しています。「同じ人が同じ服を着続けることも大事ですが、みんなで服を共有し、その寿命を延ばしていく方法もあります。誰かに譲ることを前提に着れば、きれいな古着が増え、持続可能な取り組みになる」と専門家は語ります。

 

お気に入りのブランドがあっても、その購入方法に変化が起きているようですね。