時間の使い方②~幸福の時間を増やす~その1

昨日は、まだ猛暑にならない午前中に、保育園屋上の片付けをしていたのですが、「これでもか!」というくらい汗が流れ出て、「これでもか!」というくらい水分補給をすると、また「これでもか!」というくらい汗をかくの繰り返しです。年齢を重ねても、汗をかくということは代謝がいいと考えることにしました。(笑)

 

さて、「時間の使い方」の話です。人は、誰もが1日24時間という同じ時間を過ごしていますが、どうせなら、幸せの時間を増やしたいものです。

 

日銀が調査した「家計の金融行動に関する世論調査(2022年)」によると、60代、70代が突出した金融資産を持っているというデータが出ています。つまり、日本人の多くは、死ぬ時に、もっともたくさんのお金を持っているというわけです。将来への不安や、「老後には○○円必要」とあおられて、お金を貯めないといけないと思うのでしょうが、そのまま生涯を終えたとしたら、もったいないですね。

 

熟年離婚をした、ある元妻の話を紹介します。「これまでの人生は妻、親という役割をこなすことを最優先に生きてきたけれど、いつも心にぽっかり穴があいたような状態でした。自分の残りの人生の時間を考えたら、今のままじゃダメだって思ったんです。もっと自分の幸せのために行動しようって。これまでは夫の顔色をうかがいながら生きてきましたが、そんな時間はもったいないので離婚しました。自分がやってみたいことをこれからはどんどんやっていきます」

 

彼女の話は、特別なことでもなく、典型的な熟年離婚の理由の一つですね。彼女の子どもたちも「お母さんがやりたいように生きた方がいい」「お母さんの人生はお母さんのものなんだから」と後押ししたそうです。

 

とうことで、彼女は残りの人生は「幸福の時間」を増やすことを選択したのです。ただし、誤解をしてはいけません。「幸福の時間」とは自分のやりたいことをひたすたやることだけではありません。

 

人に喜んでもらったり、ボランティア活動で被災地の人を助けることも「幸福の時間」にできますし、オリンピックのアスリートたちを見ていると、メダルを目指して取り組んだ練習の時間、努力をした時間でさえも「幸福の時間」にすることはできます。

 

仕事や家事、子育ての時間がある人にとっては、「やらなければいけない時間」が、一日の大半を占めます。そんな人が、どうやって幸福の時間を増やすことができるのか。明日は、それを考えていきます。