火星の人

今日のプールでは、屋上ファームで収穫したスイカとトマトを食べました。このところ、毎日スイカを食べているのですが、園長がスイカを切り始めると、きれいに一列に並ぶ園児たちです。チビちゃんが割り込みをすると、「○○ちゃん…後ろに並んで!」と指導する年長園児です。(笑)

 

先日、中国が月の裏側のサンプル採取に成功したというニュースがありました。月は、私たちが日常、目で観察できる場所ですが、資源の面でも宇宙開発の面でも重要な拠点です。月に移住することができて、そこで宇宙船の建造を行えば、大気圏を突破する必要がなくなり、コスト面でも安全面でも効率が良くなります。宇宙のことを考えると、どんどん夢が広がっていきますね。

 

今日は「火星の人」という本を紹介します。この小説は、「オデッセイ」として映画化されたので、こっちのタイトルの方が有名ですね。2035年の火星を舞台に、不慮の事故で一人火星に取り残されてしまった青年が、いかにして生き延び、地球に生きて生還できるのか・・・その過程を描いた作品です。

 

よく、ジャングルでのサバイバル生活をテレビなどで見ることがありますが、宇宙空間は、人類の生存には適さない過酷な環境です。水がない、酸素がない、食糧がない。主人公のマーク・ワトニーは、地球から遠く離れた火星で、通信手段もない中、生きるための孤独なミッションを始めます。幸いワトニーは、植物学者であり、メカニカル・エンジニアであったため、不毛の土地の火星の土壌に植物を根付かせることに成功します。

 

一方、地球のスタッフや既に帰還の途上にあった同僚たちが、主人公の生存を知って取る行動は、組織やリスクをマネジメントする観点からも参考になります。もちろん、一人の主人公を助ける判断をします。

 

人間という生き物は、クマと戦えばやられてしまいますし、海の中でホオジロザメのような獰猛なサメに出会えば、食べられてしまうでしょう。人間が一番多く死ぬことにつながる生き物は「蚊」です。そんな、弱い人間が生き延びていけるのは、人類がこれまでに積み上げてきた知識をベースに、頭を使って考えることができるからです。

 

「火星の人」は、人が生きることへ希望を捨てない姿に感動し、宇宙という果てしない世界にロマンを感じるのです。心が弱くなった時に、前向きにさせてくれる作品です。