ボランティアのパパから大玉スイカの差入れです。プールの中で冷やしていたのですが、屋上に着いた子どもたちが、スイカを発見。ぐるぐる回したり叩いたりしていると、せっかくのスイカにひびが入ってしまいました。子どものあるあるです。スイカ割りはできませんが、おいしくいただきました。
さて、子どもに教えたい素敵な言葉を見つけました。
つまづいた人を笑うな
歩もうとしたからつまづいたんだ
歩もうともせぬものが笑うな
次は、中学生以上の子どもたちへのメッセージです。少し複雑な気持ちになります。
「みなさんが世界を変えようとするとき、自分の夢をかなえようとするとき、周囲の大人たちが応援してくれるとおもったら大間違いです。大人たちが応援するのは、自分の地位を脅かさない若者だけ。つまり、『世界を変えない若者』だけです。大人たちからすれば、みなさんの手で世界をかえられることは、大変迷惑なのです」
さて、あなたなら、このメッセージをどのように子どもに伝えますか。
今日は、群馬県・栃木県を結ぶ「わたらせ渓谷鉄道」(国鉄時代の足尾線)で、大好評の「ゾンビトレイン」の話です。
この列車に乗り込むと、出発前から怪しげな音楽が大音量で流れてきます。車内アナウンスも流れているようですが、よく聞きとれません。一度は静かになった車内。発車から間もなく、黒いカーテンから大声で何者かが客室へむかってくる。「いきなりゾンビ」かと思いきやそうではなく、白い服を着た人物は、乗客を安心させる言葉を掛けます。次の瞬間、恐怖に陥ります。ゾンビ集団が車両を占拠。大声を上げ続けます。乗客からも悲鳴が・・・。
こんな感じで、「90分降りられない…お化け屋敷」が始まるのです。ゾンビメンバーは、プロのスタッフの他に、地元の高校生がボランティアで出演します。演劇部員やダンス部員が、ゾンビに扮するのです。
このゾンビトレインは、昨年大好評につき、今年は、6月2日から9月1日までの土日で合計9日間運行されます。料金は、大人3500円・子ども(小学生以下)2000円です。今後の予定列車は、ほぼ満席という大人気だそうです。
「わたらせ渓谷鉄道」は、元々、足尾銅山からの物資を運び出していた国鉄路線で、銅山が閉山となった昭和48年の前後から、利用状況が低迷し、第三セクターとして運行を続けることになりました。渡良瀬川沿いを走る景色は、最高に美しいのですが、それだけでは、観光客は呼べないということです。
先月の「おやじ旅」で、南阿蘇鉄道に乗車し、沿線住民の鉄道愛を感じたところですが、この「わたらせ渓谷鉄道」も、鉄道会社が、お客様を喜ばす企画を出し、地元高校生を巻き込んでの取り組みは、地方ローカル線経営のヒントになりますね。
この夏休み、家族で「ゾンビトレイン」・・・記憶に残る素敵な旅になりそうです。