今日の寺子屋は、カブトムシの卵の観察です。7月から飼い始めたカブトムシが、天国へ旅立ちました。子どもたちは、「もう死んじゃったの?」といった顔をしていますが、昆虫の命は短いのです。ホタルは2週間しか生きられません。腐葉土が入った水槽を見つめる子どもたち・・・「カブトムシは、死んで天国に行ってしまったけど、大切なものを残してくれました。何だと思う?」と聞いてみると、年長男子が、すぐに「うんこ!」と答えます。想定内の発言ですね。(笑)
年中女子が、小さな声で「たまご」と答えました。彼女は、つい1年前までは、大の虫嫌いで、カブトムシなど触れませんでした。それが、カブトムシも芋虫のようで気味が悪い幼虫も平気で触れるようになりました。まさかの「大正解!」です。そして、土の中から卵を発見すると、米粒を1/3にしたくらいの大きさに、「こんな小さいんだ!」と、新たな発見があったのです。
もう一つ、6歳男の子が、クサガメの里親になりました。どちらかというと、パパが飼う気満々なのです。クサガメは長生きするので、男の子が20歳になっても元気で大きくなっていると思います。
さて、大手進学塾「栄光ゼミナール」の調査で、スマホを持つことで、読書をしなくなる子どもが、小中学生と上がるにつれて増えることがわかったそうです。塾に通う小学1年生から高校3年生の子どもを持つ保護者約2000人にアンケートを行った結果、「現在、習慣的に読書をしている」との回答割合は、小学生66%・中学生55%・高校生32%と、だんだん減っていく傾向は従来通りですが、「子どもが習慣的に読書をしていない」と答えた保護者にその理由をを尋ねると、マンガやテレビ、ゲーム、タブレット端末利用が一番多く、次いで習い事や部活などが忙しいが続き、「スマートフォンを持つようになり読書をしなくなった」と答える保護者が目立ったそうです。スマホの所持率が低い小学生では4%ですが、中学生27%、高校生28%と差が出る結果です。
人は、誰でも平等に1日24時間が与えられていますので、スマホを使う時間が長くなれば、当然他の時間が削られることになります。読書時間が削られるのは、睡眠時間が削られるよりもましと考える人が多いのかもしれませんが、今日8月6日の広島原爆の日に、スマホでゲームやラインをしている時間があったら、戦争や原爆に関する本を読むことに
時間を使って欲しいと思う、昭和のおやじです。(笑)