昨夜の子どもたちとのミーティングでは、「明日は朝6時に起きるよ」に、「いつもより早~い!ムリ~!」と言っていた子どもたちですが、朝の5時30分には、5歳男の子が「えんちょうせんせい・・・おはよう」と声をかけてきました。それにつられるように、全員6時前には起床です。非日常のサマーキャンプでは、子どもたちは早起きになるようです。
朝の散歩は、「ゴリラ山」登山です。登山口には、金太郎石があって、ネズミ・キジ・たぬき・猿などだんだん石が重くなり、最後はクマです。子どもたちの力自慢大会が勝手に始まりました。「マッチョマン」を名乗る6歳男の子は、普段は無口でおとなしいのですが、「俺が持ち上げてやる!」で気合いが入ります。ゴリラ山の頂上から、「ママ~パパ~」と大声で叫ぶ子どもたち・・・ビデオ撮影用の演出です。(笑)もちろん、泣いている園児はいません。
部屋の掃除は、掃除機ではなくほうきを使います。子どもたちも挑戦しました。「畳の目にそって掃くんだよ」は、なかなか難しかったですね。朝食をしっかり食べて、今日の目的地に向かいます。「東秩父村」にある、ミラクルズで、着物の端切れを使って、フォトフレームを作りました。お楽しみは、全員浴衣姿になって記念撮影です。店の前で記念撮影が始まると「何だ何だ!」と東秩父の村人たちがやってきます。ここでも、子どもたちは、しっかりと自己アピールができたようです。
2日間、子どもたちは充実した時間を過ごしてきたので、東秩父を出発すると、園児全員が静かになりました。全員熟睡です。「アイスを食べる」約束をした、途中の道の駅まで、園長は、かすかに聞こえる園児たちの寝息を聞きながらの運転です。(笑)
保育園に到着し、パパママとの再会で、前日ママとの別れに涙した5歳男の子は、ママに抱き着いていました。でも、その顔には、「やりきった」という自信があります。たった1泊ですが、大きな成長を感じるシーンでした。
8人の子どもたちの個性を尊重しながら、「集団生活」におけるルールや行動を学んだ子どもたち・・・そして何より、多くの経験が子どもたちの自信や勇気につながったと思っています。仲間と同じ屋根の下で、同じ釜の飯を食べて得たものを今後の保育園生活や4月からの小学校生活にも生かしてほしいですね。
2日間、子どもたちの合宿を見守っていただいた保護者の皆様。子どもたちから多くの話を聞いたことでしょう。本当に、あらゆるシーンで全力で頑張った子どもたちです。我が子を大いに誇りに思ってください。ご協力、本当にありがとうございました。