2024年サマーキャンプ 初日

いよいよサマーキャンプの朝を迎えました。8人の年長園児が全員元気に集合します。実は、5歳男の子が、家を出る時に「ママと別れるのが寂しい」と涙を流したそうです。それでも、ママは、息子に冒険をさせることを選択しました。もちろん、この選択は間違っていませんでした。

 

今日のメインは、嵐山渓谷での川遊びです。月川荘キャンプ場は、まさかの外国でした。ホワイトきゃんばすを含む日本人のチームは3組だけです。パキスタン系のグループは、スピーカで国の音楽を流しながら、太鼓のような楽器を叩いて盛り上がっていました。バーベキューでは、エビだらけです。中国系のグループは、焼きとりの生肉を串に刺すところから手作りで、おいしそうでした。そんな異国ムードの中で、子どもたちは、「俺たちを見ろ!」と言わんばかりの自己アピールです。

 

多くのギャラリーの前で、岩からの大ジャンプを見せてくれました。男子2名は、驚くべき跳躍力です。思わず拍手をもらっていました。最初は、怖くてガタガタ震えていた園児も、全員岩からジャンプをクリアーです。自らの勇気と、仲間からのエールで大きな壁を乗り越えたのです。泳ぐ方も、園長が深いところまで連れて行って、ライフジャケットの浮力を使って上手に泳げるようになりました。

 

ママが作ってくれたおにぎりは、「お腹がすいた!」で11時に食べ始めました。焼きマシュマロも火を起こすところから始めます。そのまま食べてもおいしいですが、ビスケットにサンドして、味変を楽しみます。激流を流れたり、川石の裏に住んでいる生き物観察もしました。大満足の川遊びです。

 

プラネタリウムは、川遊びで疲れた子どもたちが睡魔に襲われてしまうのでは・・・と思ったのですが、集中して鑑賞できました。「ヤドカリ君星を見る」は感動の大作です。

 

夕食とお風呂タイムでは、子どもたちのチームワークというか、絆というか・・・そんなものが少しずつ大きくなっていきます。普段の保育園生活では得ることができないモノを少しだけですが、子どもたちはつかんでいるようです。

 

夕方から小川町も凄い雷雨となりました。星空観察は中止となってしまいましたが、花火は雨が上がって楽しむことができました。今回多くの園児が、「花火初体験です」5歳男の子は、火花が出ると、びっくりして花火から手を放してしまいました。でも、2本目からは大丈夫です。

 

川で拾った石に絵を描きました。三角形の石は「おにぎり」となり、細長い石は「新幹線こまちやはやぶさ」に姿を変えていました。子どもたちの創作意欲が大きくなります。しかし、今年の年長園児は、部屋の中ではじっとしていません。側転に逆立ちと技の共演から鬼ごっこで走りまわっています。こんな感じで、呆れるほど体力をつかった子どもたちは、夜の9時過ぎにはぐっすりと眠りにつきました。(笑)