今日は、週末に迫ったサマーキャンプを前に、年長園児は、ライフジャケットを身につけて、うつ伏せと仰向けに浮く練習をしました。「体の力を抜いて!」と言えば言うほど体に力が入ってしまう5歳女の子です。本番では、深くて川の流れがあります。水も緑色です。本番では、ライフジャケットで浮く練習を入念に行うことにします。
そして、プールが終わってから大事件が起きました。ライフジャケットや水を抜いたプールをおひさまの下で乾かせておきます。昼過ぎに片付けに行ったところ、まるで台風のような暴風雨&雷ゴロゴロです。ペンギンプールとプールの屋根が無くなっていました。どうやら風に飛ばされてしまったようです。他のプールとライフジャケットも屋上に散乱していました。ずぶ濡れになりながら、それらを確保しました。30分くらいで雨風はおさまったのですが、屋上から見下ろしても、ペンギンプール・プールの屋根・たらい3つ・ライフジャケット1つは、見つかりません。とんだハプニングでした。
さて、様々な業界で働き手不足が深刻になっています。雇う側は従業員を確保しようと職場環境の改善に動いています。その中でも、私の常識では考えられない、レジでの接客を座ってもできるようにイスが導入されたスーパーマーケットがあらわれました。
埼玉県では有名な「ベルク」というスーパーマーケットのある店舗では、各レジのカウンターに置かれているのが黒いイスです。レジ打ちをしている従業員は、立ったり座ったりさまざまで、イスは高さが調整できます。お客様がレジに並んでいない『待機」の時に座っている人が多いそうですが、「立ちっぱなしのレジの仕事で、少しでも座れる時間があると楽です」と腰痛持ちのスタッフは言います。
ヨーロッパや韓国など、海外で「座ってレジ」は珍しいことではないそうです。「7、8時間立ちっぱなしもある仕事。疲労していたのではお客様への笑顔も出ない。従業員の負担軽減も理由でした」とベルクのシステム改革部のマネージャーは言います。
お客様の反応はいかに。それが、批判的な反応はほとんどないようです。毎日買い物に来るお客様は「座ってても全く気にならない。今まで何で立ったままだったんだろう、と思うくらい」と話します。
レジでのイス導入も、数年前から当たり前になった、身だしなみ基準緩和も、セルフレジ導入も、「従業員が少しでも働きやすくなるように」は、表の言葉で、本音は、人手不足解消への対策です。スーパーマーケットだけでなく、警備の世界でも「座ったまま警備」も始まっているようです。
私たち消費者の立場で言えば、セルフレジなどは、サービスの実質低下ですね。気心知れた店員さんとの会話もなく、一人黙々と会計を済ませる。買い物の楽しみも、人によっては半減します。しかし、今後、少子高齢化がさらに進み、働く人が減り、長期的な人手不足が続く中では、以前のような至れり尽くせりのサービスを消費者が期待するのは難しくなっています。
私たちは、サービスについては「諦めるものと、そうでないもの」をしっかりと区分けして考える時代になっているのかもしれません。