自転車が倒れないための3つの力

今日は、ナイトツアーでホタル観賞の予定でしたが、あいにくの雨で中止としました。史上最大総勢75名が参加予定でしたので、残念がる子どもたちと保護者の声が広がります。今月中は、まだホタルが見られますので、ピークの夜8時に、ホタルエリアで楽しんでもらいたいですね。あらためて家族で北本自然観察公園に行くというコメントが、連絡ノートにありました。

 

さて、8月いっぱいの屋上遊びは「プール遊び」が中心となります。子どもたちは、泳ぎも水遊びも合わせて楽しんでもらいますが、「自転車が倒れないで進むのはなぜ?」という記事を目にしてしまいました。

 

保育園ホワイトきゃんばすの子どもたちの特徴の一つが、「小学生になる前に自転車に乗れるようになる」です。実は、ここ数年、年少園児が3月末までには、全員が乗れるようになっていますので、寺子屋園児全員クリアが続いています。そして、現在小学2年生の男の子が記録した、2歳8か月という自転車最年少記録は、いまだに破られていません。

 

子どもたちは、自転車をスイスイ走らせる先輩たちに影響を受け、先生たちの個々の能力に合わせた指導法で、自転車に乗れるようになります。ただし、一度「自転車に乗れるようになりたい!」と宣言した園児には、技術論よりも精神論で乗れるようにしているのが現実です。

 

そんなやり方ですので、一度、冷静に自転車が倒れない科学的根拠を確認したいと思います。まずは、補助輪がないのに、どうして前に進むのか。どうやら、3つの力が伝わって進むようになるようです。

 

1つは、ペダルをこいで、自転車を前に動かそうとする力が働きます。2つ目は、地球に引っ張られる力、つまり重力が下向きに働きます。3つ目は、曲がる時に車輪が真ん中ら外へ押し出される横の力が働きます。つまり、同時に「前と下と横」の三方向に力が加わるので、バランスが保たれて倒れないのです。

 

重力の力に負けない、右左に曲がっても、それを支える前に進む力があれば、転ばないのです。要は、バランスをまっすぐに保ち、力強く、ペダルをこぐことができるようになれば、理論的には、自転車の乗れるようになるのです。

 

プールが終わって、自転車練習が始まると、精神論だけでなく、この理論で、冷静に子どもたちを「自転車クリア」に導きたいと思っています。