わくわく教室でおにぎり作りました

毎日、何かしら、明るいニュースが流れるように、暗いニュースもテレビをつければ、子どもの目に入ります。「暗いニュース、子どもに見せる?」のアンケート調査では、「見せる」「見せない」「どちらとも言えない」が、それぞれ1/3ずつに分かれるようです。

 

見せる派は、「特に子ども関連の事件や事故などは、あえて見せて説明して危険回避を教える」「子どもが疑問に思ったことは、親の考えや事実を正直に伝えた方が子どものためになる」。見せない派は、「世界が怖いものだと植え付ける可能性があるので、知るのはまだ早い」「戦争などはまだ理解できず、戦いごっこのネタになるだけだから」「地震などの災害は、トラウマになりやすいから」。

 

親の考え方や、子どもの性格で対応は変わるのでしょうが、親子の会話のきっかけになり、子どもが自分で考えることにつながるように、親は持っていきたいですね。

 

さて、今日は、年長園児8人が、「わくわく教室」で学び合いました。今回は「米について学び、おにぎりを自分たちで作る」です。歩いてすぐの公民館のキッチンに向かう年長園児たち・・・「やった!今日はわくわく教室だ!」と歓喜するものの、具体的に何をするのか、説明できる園児は数人です。(笑)

 

かっぽう着姿になり、手を洗って、「わくわく教室」がスタートしました。稲が大きくなって、米が収穫できる流れを本で学びます。実際に稲穂から1粒の米をちぎって、もみ殻を手ではがして、玄米にしてみます。5歳男の子は「何だか、茶色っぽくて、おうちの米と色が違う」ことに気がつきました。なかなかの観察眼です。

 

米を研ぐという言葉も覚えました。最初のとぎ水は、牛乳みたいに白かったのに、4回目は、普通の水に近くなってきました。子どもたちは、おうちでも、米を研ぐところから手伝いをすることでしょう。そして、耐熱ガラスの鍋で10分間中火でお米の様子を観察します。鍋の底からブクブクと泡が出てきて、米が踊り出します。ごはんの匂いがしてきました。そして、泡が鍋の上までモクモクと上がってきます。火を弱火にしてさらに10分、最後は蒸らしてごはんが炊きあがりました。おうちでは、炊飯器でご飯を炊くので、中の様子がわかりませんが、今日は、ガラスの鍋なのでまる見えです。

 

そして、いよいよ、子どもたちのおにぎり作りです。おかか醤油おにぎりは、三角おにぎりにします。鮭おにぎりは、のりを使って、自分が作りたい、自由作品としました。ハート形のおにぎりがあったり、海苔をちぎって顔にする園児たち。「何を作ったのか、わからなくなっちゃった」という園児もいました。もちろん、自分で作ったおにぎりを「いただきます!」です。あっという間に完食でした。

 

6月1日の親子遠足と11日のお菓子工場見学では、年長園児は自分でおにぎりを作ってくることでしょう。今日も、子どもたちの「わくわく」を大いに引き出すことができました。最後に、「ママやパパに伝えたいこと」を一人一人話してもらいます。「おにぎりを自分で作ったことが楽しかった」「米を研ぐのが、初めてで楽しかった」「鍋の中でお米がいい匂いだった」などなど・・・今日は、お米のこと・ごはんのこと・おにぎりのこと・・・など、会話が弾むことでしょう。

 

しばらくは、ママの料理のお手伝いが続きそうです。(笑)