5月に入りました。昨日4月の保育園のDVDを保護者の皆様に渡したのですが、早速、視聴した親子・・・体操教室で、空中回転するすご技を見せてくれた5歳男の子のママは、その身体能力に驚愕したそうで、おじいちゃんおばあちゃんに動画を送ったそうです。男の子の「どや顔!」が目に浮かびます。(笑)
今日は、朝からまとまった雨です。そこで、子どもたちは「母の日」プレゼント制作をしました。何ができるか?5月11日の保育参観までのお楽しみですが、たいがい、子どもたちは、事前にママに話してしまいます。(笑)
さて、今日は「3億円事件」です。昭和には、数えきれないくらいの事件が発生していますが、私も子どもながら、この事件のインパクトがいかに大きかったかを父に熱く語られて記憶しています。昭和43年、東京都府中市で金融機関の現金輸送車に積まれた約3億円の現金が、白バイ警官に扮した男に奪われるという、後世にまで語り継がれる前代未聞の大事件が起きたのです。この3億円は、東芝の府中工場の従業員に支払われるはずのボーナスでした。この事件を機に、多くの企業で、給料の銀行振り込みが普及したそうです。給料袋を手渡しするというイメージは、令和の若者では考えられないでしょう。
当時の3億円は、今の価値では、10億円に値すると言われています。令和になって、10億円強奪事件が起きたとなれば、やっぱり大事件ですね。
様々な謎が解決されないまま、3億円事件は、昭和50年に時効が成立しました。この3億円には、日本の保険会社で保険が掛けられていたので、ボーナスは翌日には全従業員に支給されました。その保険会社も再保険をかけていて、日本以外の保険会社で全額分が補填されたのです。よって、日本国内で金銭的損失を被った人がいなかったことから、被害総額2億9430万の語呂で「憎しみのない強盗」とも言われたのです。
しかし、捜査に投入された警察官は、延べ17万1346人、捜査費用は7年間で9億7200万円以上が投じられるなど、空前の大捜査となったのです。3億円事件は、日本犯罪史に名を残す未解決事件となり、多くの映画やテレビドラマなどで放映されてきました。
時々、府中街道を車で走ると、西国分寺駅を過ぎて、3億円事件の現場を通過します。私の頭の中に、白バイ姿の犯人の顔がよぎります。この犯人が生きているならば、まだ70歳前後です。何を想うか・・・ですね。