給食が不安

今日の体操教室では、プログラムの最後に「チャレンジタイム」がありました。助走して踏み台をジャンプ→目の前のとび箱に手をつかないで、空中で前回りして着地です。どうですか、イメージできましたか。この大技に、年長男子4名が挑戦しました。体操教室の先生からは、「ビッグ4」と呼ばれ、ずば抜けた身体能力があります。そして、この大技を見事クリアーするのです。私もビデオに撮りながら、思わず「スゴイ!」と叫んでいました。

 

さて、今日の話は「給食」です。新年度がスタートし、小学校1年生の児童にとっては、「好き嫌いが多い」「食べるのが遅い」という不安を抱える保護者も多いかと思います。

 

保育園ホワイトきゃんばすでも、今まで多くの園児が、この問題にぶつかってきました。例えば、小食の園児に対しては、最初は少なめに盛りつけて、おかわりを促して完食体験を経験させる。ふりかけごはんにするなど、子どもが好きな食べ方にする。苦手な食材は少なめにしたり、小さく切って、食べられたら大げさに褒める。みそ汁の野菜が苦手な園児は、スープごはんにしてみる。

 

子どもへの対応は、一人一人違うので、今までトライしたやり方は限りないですね。そんな中で、一番効果があったのが、屋上ファームで収穫体験した野菜を「これは、みんなが屋上でとった野菜だよ。新鮮でおいしいからね~」すると、他の園児から「おいしい!おいしい!」の大合唱が起こり、つられて食べられるようになります。今、屋上ファームでは、絹さやエンドウ豆が収穫ラッシュですが、効果があるのは、ファームで自分が収穫した野菜だけで、スーパーで買った絹さやエンドウ豆は効果がないようです。

 

小学生の子どもを持つ親で、我が子の給食に不安がある場合は、具体的に担任とすり合わせしておくのが大事ですね。ただし、「よろしくおねがいします」だけではいけません。①食べるのが遅い理由②家庭での工夫③本人の気持ち④これまでの体験・・・など、具体的に伝えるのがいいですね。

 

「本人は『早くしなさい』と求められるとプレッシャーを感じてしまうので、保育園時代は、『ゆっくりでいいよ』と言われると時間内に完食できていたようです」といった伝え方です。小学校で給食を食べる時間は、だいたい20分です。

 

難しいことではありますが、『給食の時間が苦手』と子どもに思わせないようにしたいものですね。