毎年のことですが、年少園児の体操教室は、バタバタです。体操着に着替えるのが、まずは大きな壁です。うまくいきません。水筒を自分で飲むのもままならない園児もいます。先生と先輩たちの力を借りて、てんやわんやで頑張ります。体操教室本番でも、マットに寝転がって、まるで、ゲームコーナーのボールプールのごとく、はしゃいでしまいます。こうして、ハチャメチャ体操教室が始まるのです。今は、じっと辛抱の時です。(笑)
さて、来年2025年に行われる大阪万博は、建設が間に合わないとか、参加国が減少するとか、そもそもやる必要があるの?とか、問題が山積みですが、1970年に行われた大阪万博は、それはそれは、すごい盛り上がりでした。私も、一応、親に連れて行ってもらったのですが、子どもだったので、ほとんど覚えていません。
この1970年の大阪万博のコンサートで名曲が発表されました。ジローズの「戦争を知らない子供たち」です。♬戦争が終わって僕らが生まれた~戦争を知らずに僕らは育った~♪という歌ですが、ご存知ですか。
現在の日本の大人たちの大半は戦争を知りません。私も同じです。もちろん、子どもたちも戦争を知りません。ところが、世界中には「戦争しか知らない子どもたち」がたくさんいます。
奈良・薬師寺の大谷師は、こんな法話を説いています。「朝から雨が降っていると、大半の皆さんは、今日はついていないな、と考えます。しかし、空から雨ではなく弓矢や槍が降ってきたらどうします。ましてや、爆弾やミサイルが落ちてこないのは、とても幸せなことではないですか」
まさに、1970年の大阪万博は、日本の高度成長期と重なったことも大ブームの要因でしたが、平和の祭典という意味も大きかったと思います。ならば、2025年大阪万博も、平和を考える機会になれば、意義ある祭典となるのでしょう。