今日は、サマーキャンプで利用する「小川げんきプラザ」に行ってきました。5月から7月まで利用する団体が一堂に会して、げんきプラザの職員と日程がかぶる団体同士で、諸々のすり合わせをしていきます。同じテーブルに座った、埼玉県上尾市と鴻巣市の小学校の先生と話をしました。「小学校5年生の林間学校なのに、県内に1泊とは近くて、期間も短かいんじゃないですか?」と疑問を持ったのですが、コロナ禍で、1泊になってしまったそうです。親は、2泊がいい派と、費用が抑えられるので1泊でいい派に分かれるそうです。小5林間学校の1泊2日の行程は、初日は、野外活動→プラネタリウム→キャンプファイヤー。2日目は、山登り→野外炊飯でカレーライスを食べて帰る。といった内容です。う~ん・・・やっぱり、2泊はしたいですね。
そんなことで、今日は小学校の先生たちと話をしたので、新任の先生の話をします。新年度、ホワイトきゃんばすの卒園児では、3年と4年で1クラスずつ、大学を卒業したばかりの新任教師が担任となりました。先日、授業参観があったようですが、保護者を前にガチガチだったそうです。そりゃ、そうですね。そんな、新任教師の悩み事第1位は、「40人近い子どもたちの個性やニーズに適切に対応できるか?個々の児童の対応と集団指導のバランスをとるのが難しい」だそうです。解決策は、「木を見て森も見る」です。言うのは簡単ですが、これは、私には絶対にできません。(笑)
やり方としては、「個と個の関係から全体を見る」です。実際の森の手入れでは、1本の木よりも、複数の木の枝と枝とがぶつかり合っている箇所に目を配ります。同じように「ひと・モノ・事」が混じり合うような関係にフォーカスすると、一人一人の個性が際立つのです。次は、「全体から個を見る」です。運動会や林間学校といった全員が参加したり、宿泊が伴った行事では、普段目につかない一人一人の特性や人間関係などがあらわになります。
最後は、様々な視点から見ることです。森の木を観察しようと思ったら、全体を見渡す「鳥の目」、間近から詳細に見る「虫の目」などです。教師が子どもを見る時も、友だちや保護者の目線になったり、授業中と休み時間と分けて見るなどです。
これは、小学校の先生に限らず、ある程度の人数を部下に持つ、民間企業の課長さんや部長さんだって同じです。昭和の昔なら、全員に同じことを言って、同じことをさせて、それで、生産性も上がったのでしょうが、令和では、通用しません。やっぱり、難しいですね。