すぐにやる!

 朝からの雨です。新人寺子屋さんもいるので、ミニ体操教室をおこないました。マットやとび箱を出して、体を動かします。「寺子屋1番集合」「寺子屋2番集合」は、きちんと整列ができますが、「寺子屋3番集合」と言っても、動きません。集合の意味がわからないからです。「3番さん集まってください」で、ようやくもじもじ動き出します。最初は、みなこんなものですが、根気よく教えていきます。 

 

さて、今日は、戦国武将、伊達政宗の言葉から。「時を移さずに行うのが勇将の本望である。早く出立せよ」つまり、まごまごしていると、チャンスを失ってしまう。早く行くぞ!ということです。人は、つい物事を先延ばしにしがちです。「明日やろう」「明後日やろう」と言って、いつまでも終わらなくなってしまいます。

 

昨日から小中学校が始まりましたが、夏休みの宿題を後回しにして、「宿題が終わらない、どうしよう。2学期が始まってしまう」と焦るシーンは、よくあることですね。やるべきことはすぐにやる。やろうと思ったときにすぐに取り掛かる。そうすれば、うまくいくことがたくさんあります。夏休みの宿題も、最初にやってしまえば、残りの時間を有意義に過ごせるのです。伊達政宗は、戦のタイミングを逃さず、すぐに行動することで勝利を収めてきました。早い決断と迅速な行動の結果です。

 

昨日入学式を迎えた11名の卒園児も、「すぐにやる!」が小学校生活で実践できれば、と思うのですが、これが、なかなか難しいのです。大人の私たちも同じですね。「やらないといけないことは分かっているんだけど・・・」なかなか実行に移せません。(笑)

 

「すぐにやる!」には、どうすればいのか。うまくいっている人なら、それぞれ、やり方があるのでしょうが、1つは、「見通しを持って計画的に取り組む」ことです。

 

小学生あるあるですが、問題集を前にして、やる気満々となった時に、1日で何十ページも取り組んでしまいます。そうすると、翌日以降、同じペースで進まないことが多いです。「この問題集1冊を1週間で終わらせる」という計画を立てることができれば、毎日コツコツと取り組むことができます。

 

また、普段から準備を怠らないことも大切です。伊達政宗は、何も考えずに猪突猛進したのではありません。普段から兵馬を整え、訓練し、いつでも勝てる状態を保っていたからこそ、すぐに行動ができ、勝利したのです。

 

新年度スタートにあたり、「すぐにやる!」コツを話しましたが、そんな簡単にできれば苦労はないよ・・・とうママパパたちの声が聞こえてきそうですね。しょうがない、大人の私たちも、自分のことや我が子のことは、自分で考えるしかないようです。(笑)