昨夜は、保育園が終わって、前の会社仲間と「おやじ3人」で飲んでいました。世代としては、「不適切にもほどがある」のドラマの主人公とかぶる、バリバリの昭和世代です。昨年4月に入社した新入社員への対応は、令和を意識して、プライベートなことへの介入はしないスタンス・・・でも、辞めてしまう若者が多いとのこと。「会社が合わない」という理由よりも、「同じ会社で長く働く気持ちなどさらさらない」という感じのようです。こうなると、採用の段階での人材の見極めと、採用してからの育成ビジョンが課題になります。う~ん・・・難しい世の中ですね。
さて、今日は「宇宙」の話です。壮大です。先日、日本の民間企業「スペースワン」の小型ロケット打ち上げが失敗する映像を見たばかりですが、宇宙開発には、失敗が伴うのが常です。失敗原因を分析し、次につなげてもらいたいですね。
昨年10月にNASAの新型探査機が打ち上げられました。目的地は、「プシケ」と呼ばれる小惑星です。約36億キロメートルの旅を経て、2029年に到着予定です。まだ、5年もかかりますね。このプシケは、小惑星の中でもひときわ変わった星で、金属だらけだそうです。全体体積の半分以上は、鉄やニッケルなどで占められていて、あくまでも単純計算ですが、このプシケの資源価値は、日本円にして、ゼロが20個並ぶ15垓(がい)円(1兆の15億倍)です。全世界のGDPを優に上回るという天文学的な数字です。
宇宙にある小惑星はこれまでに、ざっと130万個見つかっているそうです。日本でも「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」から持ち帰った土は、炭素でできた有機物を含む「C型」と言われるもので、水も豊富に含まれていると見られています。
月への移住計画なんて、一昔前なら夢物語だったでしょうが、今では、本気に考えている宇宙開発者が多く出てきました。ただし、ロケットで地球から月に水を運ぶには、水1リットルあたり1億円ほどの費用がかかると言われています。水は日常生活で使うほか、電気分解して水素燃料や酸素を生み出せます。月面開発で、世界各国が水資源の探査を急いでいるのも、水の確保が重要課題の一つだからです。
専門家の試算では、リュウグウに含まれる水は、月で1000人が500年暮らせるほど大量にあるそうです。
このように、宇宙は「宝の山」ですね。ただし、宇宙資源利用の最大のハードルとなるのが輸送コストです。また、現実的には、その資源をめぐっての争いも起きることは間違いないですね。
保育園のサマーキャンプでは、夜に天体観測を行います。かつては、土星の輪を見ることもできました。そんな、夢がたくさんつまった宇宙開発・・・子どもたちの世代が、平和的に進めてもらうことを期待したいですね。