昭和がうらやましい

3日続いた台風並みの強風が落ち着いて、今日は思いっきり屋上で遊びました。畑仕事にも子どもたちは参加します。長ネギを植えました。「ネギ大好き!」という園児は、皆無ですが、6月ごろに、この長ネギが収穫となり、子どもたちへのお土産になると、おうちでバクバク食べてしまうのです。収穫体験などが、子どもの「食べたい」につながることは、ホワイトきゃんばすでは、日常茶飯事です。(笑) 

 

さて、「不適切にもほどがある!」のドラマの影響もあって、にわかに「昭和」にスポットが当たっているようです。体罰やセクハラを経験した人は、「昭和なんて嫌だ!」と思うかもしれませんが、いいところがたくさんあって、「懐かしく」思えてきたという人が増えています。私もその一人です。

 

困った時には助け合い、徹夜もいとわず仕事に打ち込む人がそこら中にいたあの頃の「昭和」・・・令和の現在は、コンプラコンプラと言うわりには、「勝ち負け」がすべて。格差も拡大し、ネットの世界では「自分がやられて嫌なことは人にはしない」という最低限のルールさえ守られない。

 

こう考えると、当時は少し窮屈と思った昭和社会の雰囲気も「むしろよかったかも」と感じるのは、私だけではないようです。

 

昭和と令和の違いが顕著なのが「大阪万博」に対する国民の反応です。来年2025年(令和7年)に予定されている大阪万博は、「パビリオンの建設が間に合わない」「インフレと円安で経費が膨れた」「アンバサダーの松本人志が活動休止」など悪い話ばかりで、国民の反応も鈍いままです。一方、1970年(昭和45年)の万博は違いました。日本国民の大勢が、万博に行きたいと夢を見ました。私も、記憶にないですが、新幹線に乗って大阪万博に行ったそうです。岡本太郎さんの「太陽の塔」が象徴的な存在で、政治家だけでなく、あらゆる職種の人が懸命に協力し合ったのです。

 

時代が流れ、当然、人にとって「良かれ」と思う方向に進んでいるはずですが、どうも、昭和は「困った人がいたら助ける」と心の底から多くの人が思っていたのに、令和では「人の役に立つ仕事に就きたい」と言っておきながら、どこまで本心なのか?と思ってしまいますね。

 

もう一度、昭和のいいところを探してみませんか。