小学生になること

本日、さいたま市立指扇小学校の保幼小連絡協議会があり、これで、年長園児11名が通うすべての小学校への訪問が終了しました。

 

コロナが落ち着いたので、今年は、1年生の授業参観にも出席させてもらいました。保育園ホワイトきゃんばすを卒園した児童が、頑張っている姿を見るのも楽しみですし、授業内容そのものに興味がありますね。

 

コロナの前に、すでに児童一人1台のパソコン端末が与えられており、コロナ禍でのリモート授業でも活躍したのですが、今回の授業参観では、タブレットを活用した授業が目立ちました。あるクラスの授業は、「ワンワン・ニャンニャンなど、2回続く言葉と、それを絵に描いて」という課題が先生から与えられます。子どもたちは、タブレットを簡単に操って、色をつけたり、消しゴムを使ったりして完成させます。それを提出ボックスにドロップアウトすると、黒板横の大きなテレビ画面に30名分に分割された作品が映し出されるのです。子どもたちのタブレットからも、他の児童の作品を見ることができます。

 

ホワイトきゃんばす卒園児の女の子は、キラキラの文字と黄色で星の絵を描いていました。そして、先生から「今から3分間・・・他の友だちの作品を見て」と指示があると、子どもたちは、自分のタブレットで他の子の作品を見ています。

 

なんだか、授業スタイルも時代の流れで変わってきたなぁ~なんて思いながら、教頭先生に、「先生のパソコンスキルの違いで、授業スタイルには差が出てしまうものですか?」と聞きます。「いやいや・・・たいがいさいたま市の共通プログラムを使っているので、どんな先生でもできますよ」とのことでした。

 

また、1年生も3学期になれば、深い学びができるようになっており、「隣の席の子と答え合わせをして」とか「今からグループで話し合って、代表者を決めて発表して」などの、いわゆるアクティブラーニング形式の授業も行われていました。 先生たちは、様々な工夫をしながら、自分の授業スタイルを確立しているようです。 

 

そして、同時並行で、保護者出席の入学説明会が行われています。連絡ノートでの保護者のコメントでは、初めて我が子が就学することに、心配の種はつきません。しかし、昨年のクリスマス発表会で、小学校1年生の担任をしている保護者から話をしてもらったことで、安心して話を聞けたとあります。我が子に「目覚まし時計」を買って、自分で目覚ましをセットして起きる習慣ができた男の子もありました。今までは、ママが叩き起こしてもなかなか起きなかったのに、自分でやるようになるとできるのです。そんな感じで、保護者も我が子への生活習慣をアップデートしているようです。

 

小学校入学まで、あと少し・・・私たちの役割は、「小学生になるのが楽しみだね」と言って、背中を押すことです。小学生になってから起きた問題は、その都度解決すればいいのであって、今は、あらぬ心配をしてはいけませんね。