ここにきて、体調を崩す園児が多くなってきました。近隣の小学校では、インフルエンザやコロナの感染拡大で、学級閉鎖も目立ってきました。保育園では閉鎖はありません。しかし、集団生活ですので、感染リスクはどうしても高くなってしまいます。職員も含めて、感染対策をしっかりと行っていきます。
さて、今日はプロレスの話です。また私の趣味の世界ですみません。戦後、街頭テレビで、日本中が外国人レスラーを空手チョップでやっつけた「力道山」に夢中になりました。この時代は、私はよく知りません。その後、日本のプロレス団体と言えば、アントニオ猪木が旗揚げした「新日本プロレス」と、ジャイアント馬場の「全日本プロレス」の両団体が、長くライバル関係にありました。この時代は、両団体が歩み寄って、「プロレス界を盛り上げよう」なんて思う人はなく、外国人レスラーの引き抜き合戦を繰り広げていました。新日のタイガージェットシンが全日に、全日のアブドラザブッチャーが新日に。スタンハンセンとブルーザーブロディの大物外国人レスラーの引き抜きもありました。
新日本プロレスに、初代タイガーマスク(佐山聡)が登場した時は、プロレスブームとなりましたが、プロレス業界が盛り上がったのではなく、「新日本プロレスブーム」が実態でした。その後、総合格闘技に押され、プロレスはテレビのゴールデンタイムを外れます。この苦しい時代に、新日本プロレスを支えた一人が、昨年12月26日に社長に就任した、棚橋弘至(たなはしひろし)です。
そんな中、プロレス界では興味深い発表が行われました。新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノア、東京女子プロレスなど主要9団体が参加して、業界団体「日本プロレスリング連盟」が設立されたのです。初代会長には、新日本プロレス相談役の坂口征二が就任しました。
この団体が設立されたことにより、業界が抱える課題の解決に向けた意見や情報交換の場ができたのです。かつて、バチバチに対立していた新日本VS全日本のような図式は、時代とともになくなりました。
新日本プロレスの棚橋社長は、日本プロレスリング連盟の意義や役割について、こう答えます。「今はプロレス団体がたくさんありますが、ファンのためにはなるべく開催地が集中せず、全国の人が見られる方がいいですよね。また興行日程が重なるのもファンのためにはならないので、そういった部分も話し合っていきたいですね」と、お客様目線です。
各団体がそれぞれの個性を出し合って健全な競争を展開することは必要です。しかし、人々の娯楽に対する価値観も多様化しています。プロレス文化を継承していくために、業界全体で取り組むべき課題は山ほどあります。これからのプロレス界は、新たな時代をむかえようとしているのです。
まだまだ、言いたいことは山ほどありますが・・・コアな話は、これくらいにして、みなさんも趣味を深掘りする生活を大事にしましょう。(笑)