今日は、クリスマス発表会の新たな楽器の役割分担を決めました。タンバリン2名・トライアングル1名が指名されます。これで、年長は、ピアニカ&木琴・年中は、スズ&タンバリン&トライアングル・年少はカスタネットと6種類の楽器で、「ガンバリマンのうた」を奏でます。すべての楽器が、ピタッと揃うのが目標ですが、発表会当日まで、その目標に向かって練習をする過程が大事なのです。
さて、今「昭和レトロ」がブームになっていますね。西武園ゆうえんちも昭和レトロのコンセプトで改装すると、お客様が増えています。しかし、この昭和レトロブームは、私のような昭和にどっぷりとつかった世代が懐かしむだけでなく、Z世代と呼ばれる若年層に、昭和に憧れを抱くケースが多いようです。
カセットテープにレコード、写ルンです、銭湯、昭和アニメ、純喫茶、クリームソーダなどなど、Z世代が「親世代のカルチャー」にノスタルジーを感じているのです。Y2kファッションという言葉を知っていますか。これは、1900年後半から2000年代で流行したファッションのことだそうです。当時、浜崎あゆみさんや安室奈美恵さんといったカリスマアーティストや個性的なファッションのタレント、篠原ともえさんなどが大流行しました。ギャル系の派手なファッションも、Z世代の若者の支持を受けているようです。
実は、昭和時代も、明治時代に対する憧れがあったようです。急速な近代化を達成した明治時代は、特有の熱気をを帯び、気骨のある前向きな日本人を多く育てました。では、なぜ今昭和が若者に支持されるのか・・・理由はいろいろあるのでしょうが、1つは、明治時代同様に、戦後の復興から高度経済成長という「大きな変化」を経験した世代であることが、明治との共通点です。それらの変化は、我々の生活をより豊かな方向に導くものと誰もが信じていました。
ところが、ある調査では、「社会が今後どのように変化するか楽しみである」と答えた日本の若者の割合は半分しかなく、米国などの調査参加6か国中最下位だったそうです。「明日があるさ」を能天気に歌えた昭和は、未来がどうなるか分からない不安の中で生きる若者たちにとって、魅力的に映るのかもしれませんね。
仕事のスピードは、パソコン普及で昭和の時より倍以上早くなったような気がします。若者はスマホとにらめっこですが、ネット社会のストレスも昭和にはなかったですね。こう考えると、単純に「昭和レトロブーム」を懐かしむだけでなく、これからの人生を幸せに生きるヒントが、昭和の生活の中にあるのかもしれません。
そんな観点で、昭和を思い出してみるのもいいかもしれませんね。