今日の体操教室は、鉄棒で楽しもうプログラムです。「楽しむ」ために、鉄棒ぶら下がり選手権を行いました。足がつかないようにして、ただただ鉄棒にぶら下げっている時間を競う内容です。年少・年中・年長別に行い、最後に各上位の園児で最強の園児を決めます。今日は、年中の男の子が、年長男子を破って優勝しました。
運動能力や筋力も影響しますが、勝ち残るための一番大きい要素は「精神力」です。絶対に最後まで残るぞ!という強い気持ちが大きく影響します。これは、非認知能力も大きく伸ばすことにつながりますね。熱く、盛り上がった体操教室でした。
さて、今日は、ふるさと納税の話です。全国の返礼品人気ランキングベスト10は、「海鮮品」と「肉」で占められています。わかりやすくて、食欲がそそる品物ですね。ベスト10に食い込む自治体は、ふるさと納税で多くの税金が集まり、子育てや地域のために活用されています。
ところが、我がさいたま市は、ふるさと納税で市外から集められる額が約1.4億円に対し、市外への流出額は、全国でも6番目に高い90億円に上がっています。何と、88億6千万が、ふるさと納税という形で、消えているのです。
ちなみに、さいたま市の返礼品は、大宮盆栽美術館・岩槻人形博物館のチケットや、さいたま市観光協会が推奨する土産品です。お酒やスイートなど、たぶん、日本全国どこの地域の土産品と比較しても、そのカテゴリーは同じですので、大きな付加価値にはつながらないと判断されるのです。
これは、何とかしなければいけない!ということで、さいたま市では、中学生がふるさと納税で地元を活性化させる方法を考える授業が市内で行われたそうです。授業では、魅力ある返礼品を考えるだけでなく、埼玉りそな銀行の協力もあり、税金や地元について理解を深めることを目的に行われました。
生徒たちからは、様々なアイデアが生まれたようです。あるグループは「浦和区の名物であるウナギのつかみ捕り」を提案。また別のグループからは「市内に本社を置くアパレル企業とコラボしてオリジナルのTシャツやトートバッグを作る」「造幣さいたま博物館を見学し、オリジナルコインを作る」などです。どうですか・・・納税額がアップする企画ですか?
本来、私たちはふるさと納税で、寄付する自治体を決めるときは返礼品だけではなく、寄付の使い道まで見る必要があります。そう考えると、さいたま市は、返礼品で付加価値をつけるのが難しいのであれば、「使い道」が注目されるような政策が必要なのかもしれません。
さいたま市のような政令指定都市規模の自治体は、みな同じようにふるさと納税金額では、大きな赤字となっているのです。