ど根性植物

今日から、クリスマス発表会で0~2歳児のダンス「おばけのバケちゃま」の練習がスタートしました。おばけの衣装が完成したので、さっそく、その衣装を着てダンスの練習です。オバケなので、泣きだす園児もありましたが、衣装を身に着けると、がぜんやる気アップになるものです。振り付けは簡単なので、すぐに寺子屋園児が覚えてしまいました。明日からは、寺子屋園児も一緒に踊ることで、ちびちゃんたちも覚えてほしいですね。

 

さて、今日は昨夜のNHK「ダーウィンが来た!」で放映された、「どっこい生きてる街の中!ど根性植物」についてです。植物観察家の鈴木さんが、街の中をはいつくばって、強く生きている植物を紹介していきます。昨日の植物は、ほとんど屋上で見られる野草でした。

 

「カラスノエンドウ」は、春になるといたるところに現れます。さやが黒くなってくるので「カラス」と呼ばれますが、この種の飛ばし方が凄かった。さやが乾燥して開く力を利用して、種が3メートル先まで飛ぶのです。「カタバミ」も厄介な野草で、根を広げてどんどん増えていきます。花の形は小さくて美しいのですが、ファームのありとあらゆる場所に広がっていきます。これも、さやから種を飛ばします。

 

寺子屋の時間で、ドクダミ茶を作ったことがありますが(おいしくなかった)、クサガメのおうちの周りは「ドクダミ」だらけです。ドクダミは根で増えていくのですが、その再生能力の凄さにはびっくりです。根を切ってそのままにしていると、それが再生するのです。凄い生命力です。

 

虫の力を使う植物もあります。「すみれ」の種は、甘い成分がにじみ出ていて、これを餌にしようと、アリが一生懸命巣に運びます。こうして、アリによって、様々な場所に種が移動して、そこで新たなすみれの生命が生まれるのです。

 

アスファルトを突き抜けて成長する「イタドリ」の怪力にもびっくりします。これは、数本の根が協力し合って、アスファルトをゆっくりと持ち上げます。その中で、うまく、アスファルトの目を通った1本が飛び抜けることができたのです。

 

一日花で知られる、「ナガミヒナゲシ」は、初夏に道の端に群生しています。オレンジ色の美しい花を咲かせますが、一日で花は終わります。そこから種になるのですが、1本の花での種の数が半端ありません。番組では、その種の数を数えます。何と3086個でした。これだけの種が、風に乗ってあらゆる場所に運ばれるのです。

 

どうですか・・・ど根性植物とて、他の植物と決して同じ生き方ではなくて、自分の生き方を貫いているのです。人間と変わりませんね。