小学生から学びました

本日登園した小学校4年の男の子が、先日小学校で行われた持久走大会で、学年代表の挨拶をしたそうです。優勝インタビューではありません。「僕は、走ることが得意ではありません。でも、最後まで頑張って走ることだけずっと考えて走り続けました」そう、彼の順位は、後ろから数えた方が早いくらい持久走が苦手です。でも、そんな彼が、みんなの前で話をすることで、「俺だって、一番にはなれないけど、頑張ることならできる!」と多くの児童が思ったに違いありません。

 

このスピーチは、ママのスマホで見せてもらったのですが、それは、堂々としたものでした。本人は、「言おうとしていたことが、全部言えなかったよ(笑)」と話していましたが、大人の私たちだって、スピーチをしたら、予定していた内容の7割話せれば十分ですね。小4の男の子は、学年全員の前で話す経験をしたことで、ますます自信がついたことでしょう。このエピソードを園児たちの前でも話してもらいました。

 

そして、小学校3年の女の子も、今日は大活躍です。最近、保育園の寺子屋園児を中心に、なわとびがブームになっています。そんな園児の前で、二重とびの10回連続の技を見せてもらいます。園児たちの口は「あんぐり」状態で、「凄い!」の言葉も出てきません。このレベルを見せられたので、「もっと練習して頑張る!」と言う気持ちになったのです。

 

小3の女の子は、新体操をやっているので、体も柔らかいのですが、「リンボーダンス教室」も始まりました。まずは、彼女がお手本を見せます。初めてリンボーダンスにチャレンジする園児たちは、楽しく、体を後ろに曲げていました。

 

小3女の子の仕上げは「折り紙教室」です。園児には難しいのですが、「鶴」の折り方を丁寧に教えてくれました。身近な先輩に教えてもらうことは、園児たちにとっては、乾いたスポンジが水を吸収するかの如く、のめり込んで、集中して、いつもの力の何倍の力を発揮するようです。一生懸命作った、折り紙の作品を園児たちは、大切におうちにもって帰りました。今度は、ママに話をするのでしょう。

 

土曜日の保育園は、小学生までタテの関係が広がるので、今日のような、素敵な学びあいになることが多いのです。そして、卒園児の小学校での活躍を聞くだけで、園長はうれしくてたまらないのです。(涙)