今日は屋上で、年長年中園児が中心となって「ドッジボール」を楽しみました。楽しむといっても、園長の熱血指導がセットです。楽しむからには、ルールを覚えて、コツをつかまないといけません。ただ、やみくもにボールを投げるのではなく、内野と外野の連携でパス回しを覚えたり、逃げ回るのではなく、ボールを取りに行く勇気を指導します。上手になってきました。
さて、公立校の図書館に新聞が置かれているのはご存じですか。政府は、小学校2紙・中学校3紙・高校5紙の配備を目標にしていますが、新聞を置いていない学校も多くあるようです。ネックとなるのが、各学校ごとに新聞販売店と契約をし、支払いをしなければなりません。
この状況を一気に解決すべく、東京都葛飾区の教育委員会は、今年度50小学校と24中学校の希望を取りまとめ、各新聞社と一括契約をしました。これにより、学校側の負担を増やさず、小学校は2紙以上、中学校で3紙以上の購読を実現したそうです。
今年4月に実施された全国学力テストでは、新聞を「ほぼ毎日読む」と答えた小学生の算数の平均正答率は74%・国語は76%で、「ほとんど、または全く読まない」とした児童よりも10ポイント以上高かったそうです。中学校でも同様の傾向です。この「葛飾方式」は、栃木県佐野市など全国に広がっているようです。
葛飾区長の青木氏は、「教員や学校司書に新聞を学習に活用する意識が芽生え、実際に授業で取り組みが始まったことは大きい。新聞はめくるだけで関心がなかった記事にも目が留まりやすい。スマホで好きなものを見ているだけでは、不確実な情報に流され、視野が狭くなる懸念もある。日々あふれる情報を取捨選択し、自分なりに分析する力は欠かせない。その土台を作るためにも、新聞は有効だ」と言います。
まさに、その通りですね。実際に葛飾区の小学校では、3年生以上で月1回は新聞を使って読解力を高める活動を図書館で行っているそうです。「新聞記事はどこかで聞いた話題が多く、子どもの抵抗感も少ない。楽しく読解力を育むことができる」と、ある担任は語ります。
読売も朝日も毎日も「子ども新聞」を発行していますが、本当にわかりやすくて、大人が読んでも十分な内容です。子どもが関心を持つ内容がどっさりです。
私もサラリーマン時代は、通勤電車の中で「日本経済新聞」を縦に折って、隣人の迷惑にならないように読んでいました。今は、朝コーヒーを飲みながら、ゆっくりと新聞に目を通しています。
そうです。新聞には、決してフェイクニュースはありません。(笑)