屋上遊びは、「子どもたちのやりたいこと」でどんどん変化していきます。昨日から「なわとび」ブームが起きています。連続で飛び続けることは、年長園児でもなかなか難しいことです。そんな高い壁だからこそ、子どもたちの挑戦意欲がわいてくるようです。でも、途中から縄がゴールテープに変わっていて、かけっこ大会になっていました。(笑)
さて、実りの秋を迎えているのですが、今年の農作物の出来は今ひとつのようです。買い物をしていると、ニンジン・長ネギ・大根・トマトなど多くの野菜の値段が、びっくりするくらい高値になっています。
日本人の主食「米」に関する報道では、今年は1等米が少ないというニュースをよく聞きますね。収穫した米の粒の形や色が良好なものは1等米とされ、高値で取引されます。この夏は高温で、でんぷんが十分に蓄えられず、米粒が白く濁る現象が多く確認されています。濁った米は一等級と評価されません。
農林水産省による具体的な数字では、1等米の割合は北陸で36%(前年43%減)、東北で70%(前年25%減)となり、米どころ新潟ではさらに深刻です。新潟産「コシヒカリ」の1等級比率は、前年が80%に対して、今年はわずか4%だったそうです。慌てた新潟県では、米の食味についての検査を実施したそうです。2等や3等とされた米でも、香りや食感は1等米に劣らないという結果を公表し、ホームページなどでアピールしています。
今夏は観測史上、最も暑い夏になり、気象庁は「異常気象だった」としています。6~8月には全国の観測点915地点のうち、128地点で最高気温を更新しました。気象庁の研究チームは、今夏の猛暑について、日本付近の高気圧が猛烈に発達したことが主な原因ですが、7月下旬から8月上旬の猛暑は「60年に一度」程度のまれな現象だったとみています。ただし、来年以降もずっと猛暑が続くとは限らないとのことです。
気になる果物ですが、甘くなるには適度な暑さが必要ですが、今年は強すぎる日差しで、青森県や長野県のリンゴの多くが白く変色してしまったそうです。ブドウの「ピオーネ」も濃い紫色がまだらになりました。このような気候が続けば、リンゴの主産地は北海道になり、ミカンは愛知県や和歌山県から関東地方にシフトするかもしれませんね。
こうなると、品種改良で、暑さに強い野菜や果物の開発が必要になってきますね。昨日食べた、屋上ファームで収穫した小玉スイカも、9月の気候が夏並みになったことが原因です。
「旬の野菜・果物」を楽しむ機会がどんどん減っていく前に、今は、秋の旬を楽しむことにしませんか。