今日は、4歳の年少女子が、自転車に乗ることができました。今日初めて、補助付き自転車に乗ると、しっかりとペダルを回せるので、補助なしに挑戦してみました。何度も10メートルくらいで止まってしまうのですが、5回目で30メートルを乗りこなしました。泣きそうな顔だったので、「どうする。今日はやめるかい?それとも頑張ってみるかい?」と問うと、「頑張る!」と言って、ついに乗れたのです。すでに自転車に乗れる年少女子が、お手本を見せてくれたのが、良かったようです。
寺子屋園児26名中、これで22名が自転車クリアです。残りの年少園児4人も練習を頑張っているので、早く乗れるようになって、自信をつけてもらいたいですね。自転車に乗れるか乗れないかは、個人差があるので、無理をさせないようにしていますが、「乗れた!」時の達成感や自信が、子どもを大きく成長させます。「自転車の乗れるようになる」という目標が明確なのがいいのです。あと4人・・・ガンバレ!
さて、何年も前の話ですが、私が営業で担当していたショップの店長が、キックボクシングのジムに通っていました。女性です。1回の時間は1時間にも満たないそうですが、汗をたくさんかくので、さっとシャワーを浴びて帰るそうです。「まだ火照っている体のまま外を歩くと、冷たい風を感じて、すごく気持ちがいいんです。『あーしあわせ!』と声に出してしまうくらい、幸せな時間です」と言っていました。
みなさんも経験があると思いますが、運動をした後は感覚が鋭くなります。外を歩いていると「今日は湿度が少し高いなぁ~」とか「風が冷たいなぁ~」に気がつき、季節ごとに咲く花の香りや、風の強さについて感じることが多いですね。
このような感覚になることを「マインドフルネス」と呼ばれているそうです。これを日本語に訳すと「気づくこと」「意識すること」という意味です。もともと仏教の瞑想状態のような感覚で、日々の心配事や不安な気持ち、仕事や他人からの評価など、ついつい頭に浮かんでしまうことを鎮め、「今」だけに集中できるような精神状態のことです。
冒頭の店長が、マインドフルネスの時間を幸せな時間と言っていたことを思い出しました。人は、若いうちは、この「幸せ」というやつは、向こうから自分にやって来ると思っている人が多いような気がします。白馬の王子がやって来る(笑)とか・・・他人に癒してもらいたいとか、他力本願的な「幸せ」を期待していたのかもしれません。でも、こうしてマインドフルネスを自分で作り出すなど、自力で幸せになるのが一番確実とわかるのは、以外にも人生経験を積んでからなのかもしれません。
やっぱり、ちょっとの運動・・・大事ですね。