不登校 過去最高

今朝、外から「ゴロゴロゴロ!」と大きな音が連続して聞こえてきました。早朝から雷が鳴るなんて、あまり経験がありません。そして豪雨です。雨はすぐに上がりましたが、屋上には、子どもたちの大好物「水たまり」がいっぱいできました。はい。5歳と4歳男の子は、見事に全身真っ黒です。(笑)

 

さて、不登校の小・中学校の人数が、過去最多を更新したそうです。令和4年度は、前年度の1.2倍以上に増加しました。いじめの認知件数も増えたようです。具体的には、児童・生徒1000人当たりの不登校数で比べると、平成29年度が14.7人だったのに対し、令和4年度は31.7人へと倍増しています。

 

コロナ禍といじめ・不登校増加の背景に関して、専門家は「たわいもない無駄話、遊びが自由にできない生活」があったことを指摘します。学校休業やリモート授業が行われるようになって、子どもたちだけでなく、保護者も含めて学校を休むことへの抵抗感が薄れ、友人や職員との葛藤・トラブルがあった際、互いに歩み寄るといった調整能力が下がったとも言います。

 

調整能力が下がったため、相手を否定して攻撃したり、逆に自己を否定したりする傾向が強まっている。その結果、トラブルなどがあると、学校から撤退して休んでしまうのです。

 

どうですか、なかなか的を得た指摘ですね。私が学生時代に、西武球場で売り子のアルバイトをしていたのですが、その時の先輩の調整能力は凄いものがあって、どんなバイト間のトラブルも解決してしまいました。その先輩は、子どもの頃から、友だちとのかかわりの中で、コミュニケーション能力や調整能力を磨いてきたのです。子ども同士のたわいもない会話が大切といいますが、先輩はいつもしょうもない話をしていました。(笑)

 

不登校のもう一つの原因は、児童・生徒と学級担任の相性が合わないこともあるようです。こればっかりは、人間同士ですので、十分考えられることです。児童・生徒を相手に何らかのアンケートを行う際、「相談したい教職員を子どもが指名する欄」を設けている学校が増えているといいます。

 

子どもたちが成長し、やがて大人になっていく過程には、影響を与えてくれる多くの人との関わりが必要です。その中心となる場所が、当たり前ですが学校です。不登校が増えることは、子どもたちの将来にとっては不幸なことです。解決策を考えないと。