運動会が終わって、昨日から、いつものように屋上遊びで子どもたちは楽しんでいます。自分がやりたい遊びができる屋上遊びは、子どもたちの想像力も引き立てます。スタートとゴールラインを引いておくと、年長園児が音頭を取って、様々な競争が行われています。走る・自転車・ストライダー・キックスケーターなどなどのレースです。25メートルくらいだと、走るのが一番速いです。自転車が、ようやく加速した時には、ランナーはゴールです。
料理ごっこも、なかなかレベルの高い料理を作っています。土と水に、野菜、花、野草などを使って、フライパンで本格料理です。子どもたちの表情は、集中力200%ぐらいに見えます。この集中力が、小学校に入ってからの勉強に役立つのです。幼児期は、とことん集中して遊ぶことが大切ですね。
さて、「あなたの秘密を預かって販売します」という、何とも不思議な商売があるようです。「ひみつ屋」です。ひみつ屋を名乗る「木村りぺか」さんが、10月上旬、江東区の夢の島公園で、不気味な黒い屋台を引いています。屋台には「あなたの秘密、固めます」とあります。
手のひら大の紙に秘密を書いて、自らその紙をセメントで固めて値段を付けて木村さんに預けます。これまでにセメント化した秘密は約200個で、1000円以下が売れ筋で、約50個売れたそうです。勝った人には、秘密を公表しないように伝えます。
誰かが、自分のつらさを分かってくれるのではないかと期待し、秘密を託しているのではないか。紙に書いて預けるアナログな方法は、SNSに投稿するよりも個人の特定が難しく、秘匿性が高いため安心感もあるのだろうと、心理学者は言います。一方で、人の秘密を知りたがる行動の背景には「知らないものを知りたいという好奇心がある。人が知らないことを知れば優越感も得られる」とも言います。
あるアンケートでは、主婦の70%が誰にも言えない秘密があると答えたそうです。借金など「お金」の秘密が40%・不倫などの異性が13%・昔ヤンキーだったなどの「過去」が12%といった数字だそうです。
人は、墓場まで持っていくかどうかは別として、何かしらの秘密は抱えているものですね。夫婦でも、恋人同士でも、お互いのすべてを知ろうとすると、人間関係がギクシャクしたりします。秘密があるからこそ、人は魅力的に見え、人間関係が豊かになるとも言えます。そして、秘密を打ち明ける行為は、相手に信頼を贈ることでもあると考えると、絆も深まるというものです。
橋本さんは、アーティストとして、「ひみつ屋」を活動の一環として立ち上げたそうですが、気になる取り組みですね。
人は、「自分の秘密を誰かに打ち明けたい」という欲求を抱えて生きているとしたら、「ひみつ屋」に、どんどん秘密が集まってきそうな気がします。(笑)