「規格外」のバナナを売る

月曜日から始まった寺子屋園児の運動会の練習では、残暑の中、子どもたちは本当によく頑張りました。30メートル走、サーキットレース、紅白対抗リレー、つな引きと、勝敗がつく競技の練習が中心だったので、「負けないぞ!」の闘争心に火がつきました。同時に、「勝った人が偉くて、負けた人がダメではない。一番偉いのは、最後まであきらめないで頑張った人」とう考えも浸透していきました。運動能力の差は、どうしても埋められないものですので、「どうせ勝てない」ではなくて、「勝てなかったけど、頑張って走った」という気持ちに子どもたちをもっていかないといけません。

 

運動会まで、練習は、まだ1か月もありますので、子どもたちが楽しんで練習に取り組み、やる気と自信を高めていきたいと考えます。

 

さて、最近では食品ロスを減らすために、企業も様々な取り組みを行っていますね。もちろん、私たち消費者も意識が高まっています。牛乳を古い日付けのものから買うのも当たり前になってきました。

 

今日は、「バナナ」の話です。5歳男の子が「そんなバナナ!?」と昭和おやじギャグ連発しています。(笑)

 

青果物大手の「ドール」は、「もったいないバナナプロジェクト」を展開しています。もったいないバナナとは、傷があったり、形などが規格に合わなかったりして、廃棄されていたバナナです。2021年にスタートし、今では30社以上が協力しているそうです。

 

例えば、街のジューススタンドに「もったいないバナナ」を提供し、バナナジュースを販売してもらう。また、洋菓子メーカーには、アイスクリームの原料に使ってもらう。などの取り組みです。これまでに、450万本以上のバナナを廃棄から救出したそうです。

 

「規格外」という言葉は、今までならマイナスのイメージが強かったですが、ジュースもアイスクリームも味に変わりはありません。ジューススタンドも「当店のバナナは、もったいないバナナを使用しています」とうたうと、お客様は、「食品ロス削減に貢献した」と感じるようです。時代も進みました。

 

バナナは、主にフィリピンなどから緑色の状態で輸入して、国内で熟成さて、甘く黄色くなってから販売されます。ところが、輸入前に規格外を理由に産地で埋め立て廃棄されるグリーンバナナは、ドールの取り扱いだけで年間2万トンもあるそうです。特に日本は、見た目や形などの規格が厳しいそうです。

 

グリーンバナナは、電子レンジで加熱するとジャガイモのようなほくほく食感になるそうです。料理として、みそ汁やカレーの具材によく合います。あるスーパーでは、積極的にグリーンバナナを食べ方の紹介と合わせて販売しているそうです。

 

「もったいない」の取り組みは、あらゆる食品で行われていますが、今日は、そんなに、バナナが捨てられているなんて・・・「そんなバナナ!」な話でした。(失礼)