個性ある駅そば

今週のスタートもプール遊びです。7月のプール開きから、雨天などの理由で中止になった日が、まだ1日もありません。今週末でプールは終了予定ですが、もし、プール中止なしで今シーズンを終えたら、保育園ホワイトきゃんばす12年目で、初の快挙です。もう、子どもたちは、プールが当たり前になっていますが。(笑)

 

さて、今日は「駅そば」の話です。そばだけでなく、うどんもラーメンもありですね。私は、中学高校時代、電車通学でしたので、駅そばのお世話になっていました。武蔵野線の新座駅から西国分寺で中央線に乗り換えて、荻窪駅まで通っていました。帰りは、乗換駅の西国分寺に、当時、山田うどんグループが運営していた「カントリーラーメン」という立ち食いの店で、腹ペコの私は、家での晩ご飯を我慢できずに、ラーメン1杯を毎日のように食べていました。当時は、1杯170円だったような記憶があります。

 

駅のホームなどにある、「駅そば」店が減っているそうです。現実的にコロナで駅利用客の数が減り、価格を抑え、数で勝負の薄利多売というビジネスモデルが、成り立たなくなっているからです。

 

現在、一番古い駅そばは、東神奈川駅にある「日栄軒」だそうです。創業が1918年ですので、105年も続いていることになります。駅そば研究家の鈴木さんは、25年以上かけて、全国の駅そばを1万杯以上食べ歩いていて、「日栄軒」では、穴子そば600円がおすすめだそうです。創業以来、つゆの味は変わっていなくて、鹿児島枕崎のサバと高知のカツオ節からだしを取っているそうです。

 

もう一つ、品川駅の「常盤軒」は1922年創業で、千葉県の我孫子駅の「弥生軒」も1928年創業と歴史がある店です。弥生軒の名物は、特大サイズの唐揚げが2個入った、唐揚げそば630円だそうです。

 

どうですか・・・なんだか、駅そばが食べたくなってきましたね。

 

知る人ぞ知る、駅そば界の伝説の店の一つが、北海道・音威子府(おといねっぷ)駅にあった、「常盤軒」です。日本最北端の駅そばとして有名でした。そばの実と甘皮を一緒に

ひいた黒いそばです。2021年2月に3代目が亡くなり、閉店を余儀なくされたのです。

 

駅そばの危機に、関東の駅そばを運営する5社(JR東日本クロスステーション・京急ロイヤルフーズ・東急グルメフロント・レストラン京王・小田急レストランシステム)は、今年の2~3月に「えきそばめぐり~駅そばシールラリー」なるイベントを開催したそうです。商売上はライバルですが、協力して、駅そば界の未来に光を当てているようです。

 

駅そばは、何だかんだ言っても、駅にはなくてはならない風景の一つになっていますね。先日のおやじ旅で食べた、名古屋駅の「住よし」という駅そば店の「きしめん」は最高に美味しかったです。

 

駅そばのはしごなんて、昭和のおやじ世代としては、たまらんのです。世のデパートでは、「駅弁フェア」が大々的に行われるようになって、何十年も経っていますが、近い将来「駅そばフェア」が開催されるようになることを願いたいですね。