昨日、6歳男の子のパパから、カブトムシの幼虫をいただきました。早速、今朝から観察タイムです。新聞紙の上に幼虫が入った土をすべて出します。6歳男の子は、怖がることなく、土をならして、幼虫4匹を見つけました。生まれたばかりですので、まだ1.5センチほどの大きさです。
幼虫の姿を見ると、多くの園児が後ずさりします。6歳男の子が、幼虫をつかんでみると、ようやく、他の園児も安心して手のひらに乗せることができました。この幼虫が、数回の脱皮を繰り返して、来年の夏にさなぎになって、カブトムシの成虫になります。オスになるのかメスになるのかは、さなぎにならないとわかりません。
保育園では、まだ成虫のカブトムシが元気に生きていますので、メスが産んだ卵から、しばらくして幼虫になります。ある程度大きくなったら、屋上のビートルハウスに移住してもらい、自然に近い環境で育てることにします。
さて、今日は「筋トレ」の話です。保育園のパパの中には、筋トレをしているマッチョなパパが数人います。ジムなどに通って、筋トレを趣味にすると、毎日続けないといられなくなるようです。筋トレは、見た目にも「結果」がすぐに出るので、きちんと継続して行えば、まさに「結果にコミット」するわけですね。
私たちの体にある筋肉は、一定の負荷を与えてトレーニングを続けることで、理想の体型になっていきます。「つらい」「きびしい」負荷があってのことです。
この「筋トレ」は、体だけの話ではなくて、心(メンタル)の成長にも同じことがいえます。例えば、子どもたちの学校生活は、楽しいことばかりだといいのでしょうが、友だちとの人間関係や学習のつまずきに悩んだり困ったりすることも多いですね。しかし、そんな苦しみを乗り越えていくことで、子どもたちは成長していくのです。
私たち大人が気をつけなければならないことは、メンタルに負荷がかかっているときに、すぐに手を差し伸べて、負荷を取り除いてしまうことです。親としては、我が子が困っていたらすぐに助けたくなる気持ちはわかります。しかし、ここは我慢です。まずは、見守って、自分たちで乗り越えようとするのを応援するのが、大人のベストな対応です。
ただし、どうしても乗り越えらえないときは、タイミングをしっかりと見極め、手を差し伸べることが大事です。この見守りと、助けるタイミングは、とても難しいところですね。でも、「転ばぬ先の杖」で子どもがやることを先回りすることだけは、絶対に避けたいものです。
メンタルの「筋トレ」は、物心ついた時から、子どもにとって大切なことなのです。